【アオダモ編】剪定の基本を庭師が伝授♪


アオダモといえば、「バットの木」としてよく知られています。材木としては堅くて強いながらも粘りがあり、曲げることが出来る点が特徴。バットなどのスポーツ用具の他、さまざまな家具などに使用されています。
涼しげな枝ぶりが、庭木としても人気を博しています。

目次

アオダモの基礎知識
アオダモの特長
アオダモの剪定方法
アオダモに育て方
アオダモの活用方法

■アオダモ(別名:コバノトネリコ、アオダゴ)の基礎知識

学名:Fraxinus lanuginosa Koidz. f. serrata (Nakai) Murata
科名:モクセイ科
属名:トネリコ属
原産地:日本
和名:アオダモ(青梻)
開花期:4~5月
花色:白
植えつけ時期:12~3月
剪定時期:通年

アオダモは、北海道から九州まで、日本全国の山地に自生する日本原産の植物です。春先に咲く小さな白い花の可憐さ、涼しげな枝振り、幹に浮かぶ白い点が美しく、鑑賞用途にも用いられてきました。
トネリコ属に属することから、トネリコと似たところもたくさんあり、人気を分け合っています。

アオダモという名前は、切り枝を水に浸すと、水が淡い青みを帯びることに由来します。北陸地方では、アオダモを水田付近に植栽し、その発芽の状況を見て農作業の目安とした…など、古くから親しまれてきた木でもあります。
開花時期は、5~6月頃。春になって気温が暖かくなると、泡雪のような白くて小さな花を咲かせ、秋になると紅葉も楽しめます。
アオダモの木

■アオダモの特長

アオダモの木の高さはおよそ5メートルほどのことが大半ですが、育ちがよいと10メートルを超すことも少なくありません。太さは50〜60cmに達することもあります。
成熟した木の樹皮は滑らかですが、白っぽいまだらができることが多いです。葉っぱは4〜10cmほどですが、鋸歯上になっていることが特徴です。

また、秋には実をつけることも特徴。長さ2〜4cmで膜状の羽を持つ果実で、風を利用して遠くまで飛んでいきます。

アオダモは比較的、病害虫に強く、成長も緩やかなため管理しやすい樹木です。土質も選びませんが、できるだけ日当たりが良く、水はけに配慮すると健康に育っていきます。

■アオダモの剪定方法

アオダモは、自然な樹の形を楽しむ木なので、剪定によってあまり刈り込むことはしません。また、成長が緩やかな種類なので、切りすぎてしまうので元に戻るのに時間がかかります。

【アオダモの剪定は枝すかしが基本】

アオダモ剪定の最も重要なポイントは、自然な形にすることです。不自然な刈り込みは好まれません。
そのため、剪定は最低限とし、木全体に日光や風を受けられるように配慮しながら実施するだけで問題ありません。
そのような剪定に適した方法は、「枝すかし」です。余分な枝や葉を取り除く作業ですが、実は意外に難しい作業です。切りすぎるとすかすかになるし、バランスをとるのも大変。しかもアオダモの枝はかなり高い位置にありますので、なかなか手が届きません。
できればプロにお願いするのが賢い方法かもしれません。

剪定は年中可能ですが、葉が落ちた時期、だいたい1〜3月頃が適した時期とされます。

アオダモ剪定 剪定すべき枝

剪定が必要だといえる枝には、さまざまな種類があります。その種類を多く知っておくことは、剪定をおこなう上で役立ってくるでしょう。

・徒長枝

勢いよく上に向かって生長している枝をいいます。見栄えが悪いだけでなく、栄養を吸い取り、木自体に栄養がいかなくなってしまうので剪定が必要といえます。

・交差枝

枝同士が交差してしまったものです。見栄えをよくするためにバランスの悪いほうを剪定するのがよいでしょう。

・ヤゴ、ひこばえ

植物の根元の周辺から伸びている枝のことです。見栄えが悪くなってしまったり、近くを通る人がつまずいたりする原因となってしまうので剪定したほうがよいでしょう。

そのほか、栄養が行きわたっていないとみられる枝は、取りのぞいてしまってよいでしょう。枯れている葉や枝でも養分を吸収していると考えられます。気がついたときにこまめに取りのぞくことが大切です。

■アオダモの育て方

アオダモは、種をまくことで増やすことができます。果実がついたら収穫し、ある程度乾燥させて種まきをしてください。種子が乾くと発芽しなくなってしまうので、なるべく早めにまくことを心がけて。春までに種まきをしておけば、順調に発芽します。

また、アオダモは丈夫で育てやすく、日当たりの良いところで丁寧に水やりをしてあげればぐんぐん成長します。ちなみに、鉢植えでも育てることは可能です。土が乾いたら水やりをする程度で十分です。

■アオダモの活用方法

アオダモは人気の庭木。庭のシンボルツリーにふさわしい1本ですが、それだけでは寂しい…という方はぜひ寄せ植えにチャレンジしてみてください。自然な樹形はさまざま草花とマッチし、特に雑木の庭を造りたい方にはおすすめしています。
たとえば、ギボウシややクリスマスローズなどを根元に植えてあげるだけでも雰囲気がぐっとアップしますよ。

アオダモは丈夫で育てやすい木です。剪定の手間もかかりません。
とはいえ、病気になったり、手入れしづらくなってしまうほどに育ちすぎてしまうこともあります。
もしどうしても手入れが難しい…という方は、プロの庭師に相談されるのも良いでしょう。
適切な時期と剪定方法で、お庭に素敵な桜の花を咲かせましょう!

2019年6月26日
執筆者:造園技能士 竜門 健太郎

笑顔で剪定する庭師の竜門さん

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