テッポウムシの食害に遭って実付きが悪くなったイチジク(無花果)の殺虫消毒とキンモクセイ(金木犀)、ツバキ(椿)の剪定をご依頼いただきました。
- 複数の亀裂が空いた幹(1年前)
- 食害が進行した部分((1年前)
- 数カ所に「うろ」もあります(1年前)
- ご自身で薬剤を注入しガムテープを巻かれた状態
- 侵食が進んだ枝は切ることに
- 切断面。幼虫の通った穴が空いている状態。
- 各穴から殺虫剤を注入
- 癒合剤を塗った状態
- 幹巻きテープで保護
施工地域 | 東京都豊島区 |
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剪定した木の種類と大きさ | イチジク(無花果)、キンモクセイ(金木犀)、ツバキ(椿) |
庭.proより | 始めは「最近イチジク(無花果)に切り傷の様なものがあり、木の周りに木くずも落ちているので直すにはどうすればいいでしょうか」とお電話でご相談をいただきました。お写真を送っていただき、テッポウムシ(カミキリムシの幼虫)の被害に遭った可能性が高いので、市販の殺虫剤を注入して上から保護し、また木くずが落ちる様であれば定期的に薬剤を注入して様子をみて頂く様ご説明しました。 それから1年後、やはり実付きが回復しないとのことで、庭師に消毒と剪定をご依頼いただきました。イチジク(無花果)はかなり弱ってはいましたが、できるだけ来年も実が獲れる様、温存したいとのご意向のため、食害のひどい幹を切って内部の進行具合を見てから、殺虫剤の注入と癒合剤の塗布をし、幹巻きテープで巻いて様子を見ることになりました。 剪定は手の届く範囲の実芽が付いた枝を残し、侵食の進んだ枝や高すぎて実を付けても手の届かない枝を選んで剪定することで、木の負担を減らしつつ実を残す様施工しました。 また2年近く剪定していなかった玄関前のツバキ(椿)と2階の屋根の高さにまで成長したキンモクセイ(金木犀)も合せて剪定し、風通し良くして病害虫を予防すると共に、樹形が乱れにくい様に強剪定をさせていただきました。 |





