「まとまりなく雑然とした庭を整理して、もっと楽しめるお庭にしたい」とご相談いただき、お庭全体をリフォームさせていただきました。不要な樹木の伐採・抜根、鉢植えの「藤」を地植えにして藤棚を設置、自然石の敷石で園路も製作しました。
- 前年の夏ごろのお庭
- どこから手を付けてよいか分からない状態に
- 鉢植えで育てていた「藤」
- 抜根前にお清めの塩を蒔きます
- 重機が入れない旗竿地のため人力で伐採・抜根
- 藤棚の製作。表面を焼いて防腐処理した檜
- 現場で調整しながらほぞとほぞ穴を作成
- 藤棚の組み上げ作業
- 支柱の根本は束石で固定
- 竹で天板となる部分を格子状に組んで
- 濡らしたシュロ縄で男結びして固定
- 園路用に厳選された木曾石
- 樹木のお手入がし易い動線に園路を作成
- 藤を地植えして蔓が伸びるように補助柵も作成
- 最後に庭木の剪定をして仕上げます
施工地域 | 東京都武蔵野市 |
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施工詳細(庭木の種類、工事内容など) | 不要な樹木の伐採・抜根:(カキ(柿)・サクラ(桜)・サツキ(五月)・ツツジ・アジサイ・マンリョウ・ロウバイ・シャクナゲ・キンカンほか)、 残した樹木(一部を除いて剪定):ビワ、ウメ(梅)、ヒメウツギ、ヤマブキ(山吹)、ゲッケイジュ(月桂樹)、カキ(柿)、ユズ(柚子)など) 、雑草除去、園路製作、藤棚製作ほか |
庭.proより | 植物がお好きで大切にされていた施主様ですが、代々この土地に住まれていたご親族の方が、お庭に各々の好みで様々な庭木や果樹や花木を植えていたものが混ざり合い、多すぎてどう手入れして良いか分からなくなってしまったとお困りでした。広いお庭にはカキ(柿)、ビワ、キンカン、グレープフルーツなどの果樹のほか、サクラ(桜)やウメ(梅)などさまざまな樹種があり、日当たりも良く、生育旺盛な状態でした。そこで、一部の樹種とブドウ棚を残し、まずはお庭の整理をすることから庭リフォームをスタートさせることになりました。伐採・抜根して整理すると、残った樹木もさらに伸び伸びとし、ウメの木もどんどん蕾を膨らませ始めました。鉢植えで育てられていた「藤」は「藤棚」を作って地植えにし、残した庭木までの動線に木曾石で敷石の園路も製作。また、元々あったブロックなどを利用してできるだけ廃棄物を減らす様にも配慮しました。今後は残った樹木と相性の良い新たな樹木の植栽やグラウンドカバーも植えたり、1年草の植栽スペースも作成することを検討されており、改めてお庭づくりの計画を進められています。春に藤が藤棚にしっかり蔓を伸ばして初夏には葉が茂ってくれることを願っています。 |





