ご両親から引き継いだお住まいのお庭にたくさんの庭木がありましたが、日当たりが悪く水たまりもできてしまい、夏場は虫が多くてお子様が遊べないお庭となっていました。そこで、「庭リフォームをして、管理しやすく、子供が遊べるお庭にしたい」「室外機周りの雑草対策のため砂利敷きなどもお願いしたい。」とご相談いただきました。

施工内容	伐採・抜根、防草シート・砂利・人工芝敷き
施工期間	4日間

庭.proより

日照不足が起因して常に湿気が多く庭木も病害虫にかかりやすい状態だったので、施主様からご両親にもご相談の上、庭木はすべて伐採・抜根することにしました。勾配の強い敷地をできるだけ均して平坦にしたかったのですが、様々な条件が重なり平にはできなかったため、低い部分に土を入れて地盤調整し、その上に砂を入れて土壌改良してから人工芝を敷きました。また家屋裏の通路の室外機周りは防草対策と防犯対策を兼ねて防草シートと砂利で施工しました。

お客様の声

子供たちがお庭で遊べるようになり良かったです。

高い壁に囲まれた日陰のできるお庭

ご両親から引き継いだお家をリフォームして住まれてから数年が経たれた施主様より「お庭が活用できていない」とご相談いただきました。道路から長い通路を通って奥にあるお庭は隣家の壁が3～4メートル近くあり、日中でも日陰ができる状態でした。

また湿気が多く夏場は蚊が大量発生するそうで、庭木も弱って枯れているものが多くありました。また庭木が生えた部分の水捌けを心配したせいか、かなりの勾配が付けてあり、段差も大きく庭木の無い平地部分には水が溜まってしまい、地面にも苔が生えていました。

お子さん達がせっかくのお庭で遊べない状態でもったいないとお悩みでしたので、この機会に庭木はすべて伐採・抜根し、できるだけ勾配を均して人工芝を貼るご提案をさせていただきました。
また家屋裏側の通路は防草対策と防犯対策も兼ねて防草シートと砂利を敷くことになりました。

樹木の伐採・抜根・地盤調整・土壌改良

重機が入れない旗竿地だったため、庭木の伐採・抜根は手作業での作業となりましたが、大木はなかったため比較的順調に作業できました。

ただ、庭木をすべて伐採してみると、新たな問題が発生しました。隣家の壁の下部分に石積みの仕上げがされていたのが、造園当初の出来上がりの高さまでしか石が積まれおらず、石の無い部分が露出している状態でした。

元々かなり古く強度的にも不安のある壁ですが、隣家所有の壁のため大規模な補修はできないこともあり、これ以上低く掘って勾配を均すことは断念。
逆に低い部分に土を入れて高さを上げるのも、既存の物置きや室外機、貯水タンクなどを動かすのは重機も必要でかなり予算も上がってしまうことから、それらを動かさなくても良い範囲で勾配を均して、砂利部分に水が流れる様に計算して地盤調整し、土入れしたあとに砂を入れることで水捌けが改善する様に土壌改良も行いました。

石積み壁の補修

前述のとおり、石積みの壁自体は隣家のもので本格的な補修はできないものの、地表部分の前面の石が一列足りない部分をそのままにしてしまうと、そこから草が生えてきたり、石の窪みや角でお子さんがケガをする危険性が高いので、元々あった飛び石を活かして、既存の窪みに合う大きさと厚みの石を選んで配置し、隙間はモルタルで埋めて仕上げました。

防草シート・人工芝敷き

整地ができたら防草シートを全面に貼ってからつなぎ目はテープで塞ぎ、人工芝を貼りました。
今回は施主様のご希望もあって毛足の短い20ｍｍの人工芝を敷いたので、境目も目立ち易くなりますが、仕上げはブラシでしっかり毛を立たせながら巻きシワや境目をなじませてやることできれいに仕上がります。
施主様にも自転車のタイヤ跡や境目が気になる時は市販のデッキブラシなどでブラッシングすると良いこともお伝えさせていただきました。

また砂利部分と人工芝の境目はリサイクルエッジングという見切り材で砂利の流れ止めも施しました。

施工完了

家屋裏側の通路は防草シートと砂利を敷き、古くなった立水栓の水受けも交換しました。
地盤調整と土壌改良に予定よりも時間がかかってしまい、工期が１日延びてしまいましたが、施主様のご理解とご協力のおかげで無事年末までに施工完了となりました。
最終日にさっそくお子様が遊んでくれていたのがとても嬉しかったです。これでボール遊びや夏にはプールも楽しめますね！