【ソヨゴ編】剪定の基礎を庭師が伝授♪

ソヨゴの剪定

ソヨゴの剪定
風にそよぐと音を立てることから名付けられた「ソヨゴ」。年中きれいな緑を楽しめて、手入れがあまり必要なく、比較的病害虫が少ないためシンボルツリーとしても人気な「ソヨゴ」の剪定に失敗しないために、庭.proの庭師が剪定方法をレクチャーいたします。

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目次

ソヨゴの基礎知識
ソヨゴの特長
ソヨゴの剪定時期
ソヨゴの剪定方法
ソヨゴの剪定する時の注意点及び病害虫
ソヨゴの殖やし方

■ソヨゴの基礎知識

学名:Ilex pedunculosa Miq.
分類:常緑小高木
科名:モチノキ科
属名:モチノキ属
原産地:中国、台湾および日本の本州中部、四国、九州に分布
和名:ソヨゴ(冬青)別名フクラシバ
英名:longstalk holly
高さ:5~15m
剪定時期:12月~2月

 

■ソヨゴの特長

ソヨゴの葉は硬くて艶があり一年を通して青々とし、5月頃には小さな白い花をつけます。その花は雄木のほうが沢山咲き、雌木は11月~1月に赤い実をつけるととても美しく冬の間も楽しめる貴重な常緑樹です。果実は5-6 cmの柄があってぶら下がり、径6 mmほどで丸く、秋に赤く熟します。モチノキやクロガネモチのように果実が多数密生することは無く、葉は比較的丈夫で、1-2 cmと長めの葉柄があります。葉身は卵状楕円形、やや革質、光沢があってのっぺりした外見を持ちます。表面は深緑で滑らか、裏面はやや薄い色で、縁は滑らかで波打つのが特徴です。幹は素直で真っ直ぐな木もあれば、外因で曲がって地を這う木もあり強い生命力を持つのも特徴です。
しかし根は浅く張るために、大きく成長すると強風などによって倒れやすくなることがあります。風に吹かれて葉が擦れ合うときに特徴的な音が発生し、「そよご」の語源となり、別名の「ふくらしば」の語源は、葉を炎で過熱すると内部で気化した水蒸気が漏出することができず、葉が音をたてて膨らみ破裂することからです。
病害ではすす病、虫害ではチャハマキ、カイガラムシ類による被害はありますが比較的病害虫が少ないためシンボルツリーとしても人気です。

■ソヨゴの剪定時期

ソヨゴの花
ソヨゴには雄と雌の株があり、5月~6月に雄株・雌株ともに、白い花を咲かせます。雌雄両方の株を近くに植えないと実はつかず、10月~11月頃に赤い実を着けるのは雌の株です。ソヨゴの剪定に適した時期は実が落ちる12月~2月の冬の時期です。

■ソヨゴの剪定方法

モチノキ属に分類される常緑性の木で、生長が遅く、樹形も整った状態で伸びるため、あまり手入れの手間がかかりません。
一般家庭の庭木であれば数年たっても2m程度にしか生長しないとも言われますが、あまりに放置し過ぎると10mを超える場合もあります。

➀. 込み合った枝や不要枝を整理する
枝同士が込み合っている箇所を、枝を刈り取って減らす「枝透かし剪定」がお勧めです。
枝数が増えすぎて込み合ってしまうと、風通しが悪くなり湿気がたまってしまい病害虫の原因となります。枝数を減らす際、枝の付き方によって切る枝を考えましょう。不要枝を途中で切ると樹形も乱れるうえ、枝の先端から芽が出 て枝が出てしまいます。
枯れ枝や交差枝などの樹形を乱す枝を切り落とす場合は、その枝のつけ根から切りましょう。

➁樹冠を乱す枝を切り整えること。
樹冠(樹木の上部で葉が茂っている部分)からはみ出した枝を切りましょう。枝を切る場合には節に気を付け、外芽や枝分かれしている個所のすぐ上で切る様に注意しましょう。

■ソヨゴの剪定する時の注意点及び病害虫

ソヨゴは剪定し過ぎると枯れてしまうこともあるため、剪定のし過ぎは禁物です。また病気や害虫で枯れてしまうこともあるので症状や虫を発見した場合は早めの対応がポイントになります、そのためにもたまにソヨゴの状態チェックをすることをおススメします。
病気 すす病
カビが原因の病気で、かかると葉っぱや幹、枝がすすで覆われたように黒くなります。光合成が阻害され、株の生育が悪くなってしまうので、病気にかかった部分は早めに取り除きましょう。すす病菌は、カイガラムシやアブラムシといった害虫の排泄物を栄養としているので、害虫を駆除していくことで発生を抑えることができます。

害虫 カイガラ虫
葉っぱや枝に寄生する害虫で、株の栄養を吸い取って弱らせます。また、排泄物はすす病を誘発する恐れも。幼虫は薬剤を散布して駆除していきます。成虫は硬い殻で覆われ、薬剤が効きづらいのでブラシや竹べらなどで株からこすり落としましょう。

■ソヨゴの殖やし方

【種から殖やす】
ソヨゴの赤い実を使って種まきをおこなうことができます。実をつぶして種を取り出し、そのまま植えます。後で植え付けをおこなう場合には、まず取り出した種を流水で洗ってから、乾燥しないように湿らせた砂やガーゼなどに包み、冷蔵庫で保管しましょう。適期は、3~4月です。ただ、生育がゆっくりで、花が咲くまでに7~8年かかることから、ソヨゴは接ぎ木の台木を育てるときにのみ種まきをするのが一般的です。

1. 実から種を取り出し、果肉を洗い流す
2. 乾燥させないよう湿らせた砂やガーゼに包んで、ビニール袋で密封し、冷蔵庫で保存
3. 適期(3~4月を迎えたら、育苗ポットに赤玉土(小粒)など種まき用の土を入れ、1粒ずつ種をまく
4. 発芽し、樹高が10~15cmに生長したら、地面に植え替える
種から育てる場合には、雄株なのか雌株なのか、花が咲くまで見分けがつきません。開花までは数年かかってしまうので、花を楽しむまでゆっくり育てることになります。

【接ぎ木で殖やす】
接ぎ木とは、元ある株に別の株の枝をつける方法です。ソヨゴの場合には、雌株に雄株の枝をつなげると受粉しやすくなり、多くの実がつくことが期待できます。接ぎ木は、3月下旬から4月上旬に雄株から新しい枝を切り落とし、雌株を台木としておこないます。雌株のほうも接ぐ場所は枝を切ります。雄株と雌株、どちらの枝も切り口を合わせやすいように、枝を斜めに切りましょう。切り口を合わせた部分は乾燥しないようにビニール袋で巻き、つながるまでおいておきましょう。そうすることで、雌株に雄株の枝がつき、受粉しやすくなるため実がなりやすくなります。しかし上手く殖やすのは簡単ではないので、なかなか上手くいかない場合は「庭.pro」にお気軽にご相談ください。

2019年11月15日

執筆者:造園技能士 竜門 健太郎

竜門 健太郎

笑顔で剪定する庭師の竜門さん

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