【コニファー】剪定の基本を庭師が伝授

1年中常緑が楽しめるコニファー!剪定時期はいつ?
剪定のプロが伝授します

常緑のコニファーは観葉植物として高い人気を誇っています。
家の目隠しの代表格であり、葉が落ちないことから掃除の手間がかからずお手入れの楽なシンボルツリーとしても愛されている庭木ですよね。
鮮やかな緑や芳香には癒し効果があり、日々の生活に潤いをもたらしてくれます。
冬場になると装飾をして楽しめるクリスマスツリーとして利用されている方も多いのではないでしょうか。
今回はコニファーをより美しく楽しむための剪定のポイントをご紹介します。

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目次

コニファーの特長
コニファーにも剪定は必要?
コニファーは春先が剪定時期
ハサミで剪定すると茶色くなってしまう?
剪定業者に依頼したときの料金
コニファーで1年中緑を楽しむ
やっぱりプロに依頼したい方

コニファーの特長

コニファーとは園芸用針葉樹の総称で、ひとつの樹木の名称ではなく、スギやヒノキ、ヒバなど、いろいろな種類をまとめてコニファーといいます。
その数は世界中で数万種、日本国内でも200種類ほどともあり、品種によって特徴はさまざまです。
1年中緑が楽しめるという点は共通していますが、緑色の濃さやトーンは種類によってかなり異なります。
こんもりと生い茂るものや、縦に伸びるもの、横に広がるように育つものといった具合にバラエティに富んでいるため、どの種類を選ぶかによって、庭の雰囲気が大きく変わってくるのです。

代表的なものでは、コニファーの中でも最も有名でライムグリーンの明るい葉色が人気の品種・ゴールドクレストでしょう。成長すると樹形は円錐形となり、葉は山椒に似た香りがします。
ブルーアイスという品種は銀白色の葉色が印象的で、成長とともに鮮やかな緑色に変化します。
樹形も美しく、それに加えて、柑橘系の強い香りがするのも特徴です。

クリスマスツリーとして有名なもみの木も実はコニファーの一種です。
クリスマスツリーの木に選ばれるだけあって、グリーンの葉の色が美しく、バランスのとれた円錐形の樹形に育つのが魅力です。

コニファーは生長がゆっくりで自然に樹形が整っていくものが多く、楽に管理できる樹木といわれています。
剪定しないからといって枯れてしまうようなこともありませんし、特別な手入れをしなくても育つことは育つからです。

しかし、せっかく生長しているのなら、きれいな樹形をキープしたいですし、そのためには剪定は必須となります。
さらに、植える場所やスペースに対してバランスが悪くなるような大きなサイズに生長させないようにするためにも剪定は不可欠です。
剪定をしないと風通しが悪くなり害虫が発生しやすくなったり、台風などの強風で倒れてしまったりすることもあります。
また、放置しておくと、横に拡がりすぎてしまったり、縦に長くなりすぎてしまったりして、見た目が悪くなる点もデメリットです。

美しい姿を楽しみたいなら、不要な枝葉は切って取り除いておかなければいけません。
ただし、ただやみくもにサイドに伸びた枝やトップに伸びた葉などを切り落としてしまうと、バランスの悪い形となってしまうこともあるため注意しましょう。
どのような樹形に整えるかをイメージして、早い段階で剪定を行うことがポイントとなります。

コニファーが好む生育環境

一般的に、コニファーは日当たりのよい場所を好みます。
半日陰ぐらいまでなら育成はできますが、葉色が悪くなったり、軟弱な株になってしまったりする可能性があります。
丈夫に育てたいのであれば、ある程度の日当たりを確保することは絶対条件です。
また、乾燥した風に当たり続けたり、風自体がなかったりすると枯れてしまう可能性が高くなるため、湿度を含んだ外気に当てることが大切です。
屋内での管理は難しいため、基本的には屋外で育てます。風通しがよくて日当たりのよい場所に植えるのがベストですね。

また、コニファーは水はけのよい環境を好むため、土壌の選定にも注意しましょう。
粘土質の水はけの悪い土では根腐れを起こしやすく、うまく育ってくれませんので、観葉植物用の用土がおすすめです。
そして、乾燥に弱い傾向もあるので、土が乾いたらこまめに水を与えることも重要です。
土が白っぽくなったら水を与えるようにしましょう。
しっかりと水をやりつつも、蒸れさせないことがコツになります。

コニファーの主な剪定時期は春先

庭木の剪定は一般的には毎年行うのが基本で、剪定するタイミングは1年のうち2回が王道です。
夏に「軽剪定」と言われる軽度の剪定を行い、冬に「強剪定」と言われる基本剪定を行います。

軽剪定は、主に繁茂しすぎていたり、伸びすぎてしまっていたりする枝を整え、枯れた葉を取り除く作業です。
片や、強剪定は樹形全体となる骨格作りを目的として剪定を行います。
具体的には、短く刈り込んで大胆に量を減らす作業などです。冬にメインの剪定を行うのは、樹木が休眠期に入っているためです。
休眠期に枝を切っておくことで、生長期に入ったときに樹木が元の状態へ戻ろうとするため枝の伸びが良くなります。
また、休眠中に作業すると樹木への負担も軽減することができ、生育への影響も軽減できるようになります。

ただ、コニファーをクリスマスツリーとして楽しみたいという方もいらっしゃると思います。
一般的な庭木は基本剪定を冬に行いますが、コニファーは冬の時期を外して3~5月の春先に強剪定をすることになります。
この時期なら、コニファーの休眠期にあたりますので刈り込んでも生長にそれほど支障を与えません。
葉や枝を除去しても生長に与える影響が少ないため、大胆な刈り込みが可能です。
しかも、枝を深く刈り込むことで、生長期には元に戻ろうとする力を引き出すことができます。
また、休眠期であれば、枝の切り口が乾燥しやすくなっており、細菌に感染しにくいというメリットもあります。
しかし、冬に剪定できないからと気温が上がる夏場の時期に作業することだけは避けるようにしましょう。
暑さで木が弱っている時期は、切り口から傷んでしまうことがあるからです。

また、コニファーの軽剪定を行うなら、9~10月頃がよいでしょう。
夏の暑い時期が終わり、樹木が生長を少しずつ止めていき、休眠に入る時期となるためです。
手順としては、まず、余分な葉を手で摘み取って全体の形を整えます。
無理に引きちぎらなくても軽く摘み取れるはずです。
もし、力を入れないと取れないようであれば摘み取る場所をかえるか、剪定の時期を少しずらしたほうがよいかもしれません。

ハサミで剪定すると茶色くなるって本当?

コニファーを剪定するときにハサミ選びは注意しなければいけない大切なポイントになります。
庭木の剪定時に使用するハサミにはさまざまな種類があり、必要なサイズや用途に合わせて選ぶことが重要ですが、コニファーを剪定する際には、素材にも注意する必要があります。
コニファーの剪定時に鉄製のハサミなどを使用すると、金属の触れた場所が変色し茶色くなってしまうのです。
しかし、枝などを切るときには、手による作業はできません。
そのような場合には、金属製のハサミではなくセラミック製のハサミを使えば、変色を防いで剪定ができるようになります。
枯れた葉が見られたら、弱い剪定を行うときに取り除いておく必要があります。
ただし、その際には、手でちぎり取るといった方法で取り除くようにしましょう。
コニファーの天敵・金属製のハサミの使用は使わないようにしましょう。

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剪定業者に依頼したときの料金

コニファーの剪定は一般的に年に2回行いますが、鉄のハサミなどで簡単に刈り取ることができないため、時間がかかってしまうことが多いです。

庭木・剪定職人のプロ集団『庭.pro』に作業をご依頼いただいた場合の費用は、コニファーの本数や高さ・全体のボリュームにもよりますが、18,000円~ぐらいが大体の目安となっています。
また、川沿いや通り沿いなど、切り枝や葉の落下防止作業等による作業手間の違いや、作業日数や作業人数によっても料金が変わりますので、詳しくは『庭.pro』ホームページ「庭木の剪定料金」をご覧ください。

コニファーは綺麗に仕上げてこその木といえますが、ほんの少しだけ刈手入れをすると仕上がりが見違えるように良くなります。是非みなさんもご自宅で実践してみてはいかがでしょうか?

コニファーで1年中緑を楽しもう

コニファーの樹形は、そのままでもある程度整いますが、こまめに手入れをすることでより美しく保つことができます。
しかし、単に木としての役目だけでなく、飾り付け次第でシーズンごとに違った顔を見せてくれるのもまたコニファーの良いところです。
その個性を存分に活かすためには、適切な剪定とお手入れが必要不可欠です。
また、「水はけや風通しの悪い場所には植えない」「真夏の剪定は避ける」といった具合に、コニファーを育てる際には気を付けるべき点がいくつかあります。
しかし、そうしたポイントをしっかりと押さえてうまく育てていけば、コニファーは冬場でも葉を落とさず、1年中緑を楽しむことができるのです。
上手にコニファーを育てて、緑のある生活を満喫してくださいね。
時期に合わせてコニファーを楽しみたいなら、業者に頼んでみてはいかがでしょうか。

もしご自身での剪定作業に取り組むことが難しいと感じる作業や、時間がかかったり面倒だと感じてしまったりする作業は、庭のプロにお任せするのも上手にコニファーを育てるコツです。
自分でできることは自分でおこない、できないことだけを任せる。このようにして、賢くコニファーを育てましょう。
作業が難しい場合は、庭のプロ集団『庭.pro』までご相談ください。
綺麗な庭で皆様の暮らしが豊かになれば幸いです。

2022年2月15日
執筆者:造園技能士 竜門 健太郎

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