【ハウチワカエデ編】剪定の基本を庭師が伝授♪

ハウチワカエデの剪定!剪定のプロが方法を伝授します

ハウチワカエデの風景

秋になるとさまざまに色づきながら紅葉するハウチワカエデ。紅葉時は、葉全体が色づかず、黄色、オレンジ、赤など様々に染まって見ごたえがあります。
もともと庭木として使われることは少なかったのですが、近年では里山風のお庭づくりに欠かせない樹木として人気があります。
ここではハウチワカエデの育て方のポイント、お手入れのコツなどをご紹介します。

目次

ハウチワカエデの基礎知識
ハウチワカエデの種類
ハウチワカエデの育て方
ハウチワカエデの剪定方法

■ハウチワカエデの基礎知識

学名:Acer japonicum
科名:ムクロジ科
属名:カエデ属
原産地:北海道、本州、朝鮮
別名:メイゲツカエデ
用途:庭木、器具材

ハウチワカエデは、本州以北の山間に自生するモミジの仲間です。関東地方では標高1000m以上の高地に見られます。葉は直径10センチを越すものもあり、日本のモミジでは最大級です。葉っぱのカタチが天狗の持つ団扇に似ていることから、羽団扇楓と名付けられました。ちなみに、カエデとは、カエルの手という意味。カエデの中でも切れ込みの深いものをモミジと呼び、区別しています。
幹が直立して生えること、また、枝葉の出方が単調であることから、本来は庭木用途としては多くありませんでしたが、秋の紅葉(黄葉)が美しいことから、近年では雑木の庭などで多用されています。紅葉は場所や固体によって色が微妙に異なり、非常に美しいグラデーションを描くところも人気の秘密です。
4月から5月にかけては、、雄花と両性花が混ざった紅白色。その美しさに見惚れる人も多いようです。

■ハウチワカエデの種類

園芸品種として、さまざまな種類があります。葉の大きさや切れ込み方、新葉の色などが異なりますので、植栽する際にはいろいろと見比べても楽しいかも。代表的なのものは「隠れ笠(金隠れ)」「笠戸」「九重」「小夜時雨」「待宵」などです。

■ハウチワカエデの育て方

ハウチワカエデは丈夫な品種です。自然環境では、ブナなどと共生することも多く影になるような場所でも生育することが可能です。実際に庭木として使う場合は、ある程度の日当たりを確保したほうがよく育ちます。特に、秋の紅葉を楽しむなら、日中は日当たりがよく、風通しの良い場所を選びましょう。さらに夜間に急速に気温が下がる場所ならば、きれいに色づきます。ただし、あまりに日光にさらされると葉焼けが起こり、色づきが悪くなるので半日陰程度が理想です。
また、移植など、苗木を植える際には、植え穴を根鉢より大きめに掘り、堆肥や鶏糞をたっぷりすき込ましょう。20センチぐらい埋め戻したら水をたっぷり注ぎ、その上に植え込むとよく根付きます。根が活着するまで、特に乾燥を嫌うので、水やりを多くすると良いでしょう。

■ハウチワカエデの剪定方法

カエデ新緑
自然の樹形が美しいハウチワカエデは、頻繁に剪定をする必要はありません。樹形が気になったり、大きくなりすぎたりしそうなときに徒長枝を落としていくだけで十分です。

剪定は冬の時期に行います。夏場は木が伸びていく時期ですので、剪定したところからすぐに枝が生え、樹形を保つための剪定には向きません。

若木では強い徒長枝がでやすいので、見つけ次第切除するようにしましょう。太枝を切ると木を傷めやすいので、不要な枝は太くなるまで放置せず、都度剪定をしましょう。また、萌芽力はありますが、不定芽は出にくいので樹形が崩れないように注意しながら剪定します。葉の元には液芽があり、剪定後はこれが伸びてくるようになります。

強剪定に耐える丈夫な樹木ですが、刈り込みはできるだけ避けます。不要な枝は枝抜きしながら、自然な姿を損なわないようにするのが、整姿のコツです。また、小枝を多くしたいときは、5~6月に新梢を切ると再萌芽する性質があるので、増やしたい枝の先を剪定するようにしましょう。

2019年9月2日
執筆者:造園技能士 竜門 健太郎

笑顔で剪定する庭師の竜門さん

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