fbpx

【イチジク】剪定の基本を庭師が伝授

イチジクの剪定

イチジクは関東より南の地域では育てやすく家庭向きで植え付け2年目から収穫できるという栽培が簡単な果樹の代表格です。ただカミキリムシの被害には気をつける必要があります。一般的に前年の枝や今年伸びた枝についた花芽が開花して結実します、しかしイチジクは、前年枝の先端についた果実が6~7月に熟す夏果と、今年伸びた枝の生育にあわせて結実し、夏から秋にかけて収穫できる秋果と、二つの季節に収穫ができる特徴があるので長い間楽しむ事ができる果実です。このページでは、イチジクの剪定の時期ややり方など、基本のやり方をプロの庭師がご紹介します。

東京都内埼玉県内岡山県内広島県内香川県内で剪定・伐採などのお庭のメンテナンスサービスを提供しています
メールでのお問合せはコチラ
お電話での問合せ0120-335-332営業時間10:00~19:00]

希少植物販売コーナーリンク

目次

イチジクの特徴
イチジクの剪定時期
イチジクの剪定をしてはいけない時期
イチジクの剪定方法
イチジクが枯れる原因
イチジクの肥料
イチジクの病気と害虫
イチジクの増やし方
まとめ
やっぱりプロに依頼したい方

イチジクの特徴

イチジクとはどういった特徴をもつ木なのでしょうか。
分類:落葉低木
原産地:アラビア半島南部
樹高:2m~5m
開花期:5~6月
葉張り(樹冠の横幅):2m
花色:ー
果実色:濃い紫色
果実熟期:6月~10月
用途:果物
別名:無花果(イチジク)、映日果(イチジク)

イチジクは、クワ科イチジク属の落葉高木で、果実のことを「イチジク」とも呼びます。果実は、食物繊維、ビタミン、カルシウム、鉄分などを豊富に含んでいます。イチジクは庭木としても育てやすく、果実も美味しくいただけるため、日本では人気のある果樹です。
イチジクの木は受粉しなくても実がなる雌雄異株なので、2本以上植える必要がなく、地植えでも、プランター植えでも育てられることも人気のポイントです。

イチジクの剪定時期

イチジクの選定時期

イチジクの適切な剪定時期は12月〜2月です。葉が落ち木が休眠期間に入る、12月頃~2月の間に行います。
果実が実り始めた2年目以降の株は、果実の収穫が終ってからが剪定の時期となりますが、イチジク(無花果)は品種によっては冬の始まり頃まで果実がなる品種もあるため、このような場合は。果実が完全に付かなくなってから剪定を行いましょう。

イチジクの剪定をしてはいけない時期

イチジクの剪定は冬の休眠期が最適ですが、剪定を行う時期を間違えると、切り口から大量の樹液が出たり、切り口から菌が入り、病気になったりする場合があるため、注意が必要です。

イチジクの剪定方法

イチジクの剪定
イチジクの剪定は大別すると3つの方法があり、「夏果の剪定」、「秋果の剪定」、「夏秋兼用果の剪定」と、品種によって異なります。

夏果の剪定

夏果の品種では、2年目になる枝(2年枝)の先端に花芽が付き、この花芽が翌年、実を付けます。剪定は、枝1本あたりに、5個~8個の花芽を残し、枝の先端を切ります。翌年はその切ったところから新枝が出て、翌々年の花芽を増やしていきます。従い、樹形を乱したり、飛び出したりしている部分を切るようにして、翌年実を付けさせる花芽は切らないように気をつけて作業を行いましょう。

秋果の剪定

秋果の品種は、その年に伸びた新しい枝(1年枝)についた花芽が秋に果実を付ける品種なので、伸びている2年目の枝(2年枝)に花芽を2〜3芽残して切っていきましょう。来春にはそこから新梢が伸び、花芽が付いて夏・秋頃に収穫が可能となります。2年目の枝は1年目の緑色から茶色に変わっており、枝色を目安にして切るべき枝を確認しましょう。混み合っている枝や徒長枝のように勢い良く伸びて飛び出ているような枝も切って、風通しや日当たりが良くなるように間引きも行っておきましょう。

夏秋兼用果の剪定

夏秋兼用果は、夏果が2年枝の枝先に、秋果がその年に伸びた新しい枝に花芽を付けます。従い、夏果用に、枝に2〜3個の花芽を残して、その枝の先を切っていきますが、秋果用として、1年枝の2〜3本は、切らずに残しておきましょう。

イチジクのリフレッシュ剪定

イチジクのリフレッシュ剪定とは、骨格となる枝(主枝)を毎年入れ替え、イチジクの木を常に若い状態に保つ剪定方法です。通常の剪定方法に比べ、育成促進や果実の品質の向上、障害の回避などに効果があり、この方法での剪定を行う方が増えてきました。
リフレッシュ剪定のやり方は、古い主枝を切り、主枝を新しいものにリフレッシュ交代させる方法です。古い主枝を切ることで木の生長を促し、新芽が出るのが早くなる方法です。

自分では難しいと感じたら…

庭.proなら、専門の職人が「理想のお庭」を叶えます!庭.proなら、専門の職人が「理想のお庭」を叶えます!
95.4%のお客様にご満足頂いた
庭.proの“3つの安心”
  1. ① 何でも相談しやすく、安心。
  2. ② 理想の仕上がりで、安心。
  3. ③ 無料見積もり、追加料金なしで、安心。
詳しく見る

イチジクが枯れる原因

イチジクは、寒さにあまり強くない果樹ですから、冬季の低温と乾燥で新芽の形成が遅れたり、枝枯れする場合があります。特に1年目の苗や鉢植えの場合はその影響を受けやすいため、防寒対策や水遣りなどに注意が必要です。

イチジクの肥料

地植え、鉢植えともに、11月~1月の間に元肥を施しましょう。6月・8月・9月には追肥を施しましょう。地植えの場合は、元肥、追肥ともに化成肥料で構いませんが、使用量は最小限度にして、堆肥などの有機肥料を使いましょう。鉢植えの場合は、元肥に有機固形肥料を、追肥には緩効性化成肥料を使用しましょう。

イチジクの病気と害虫

イチジクはカビで果実が腐敗したり、ミイラ状になったりする場合があります。さび病は、葉の表面に淡褐色の小斑点ができ、葉裏は黄褐色の粉状になり、葉はやがて枯れて落葉します。

イチジクの害虫は、カミキリムシ、センチュウなどが代表的な害虫です。カミキリムシは、幼虫が枝や幹に食い入って、枝や木全体を枯らしてしまうこともあるので、穴から出ている糞をたよりに幼虫を駆除しましょう。詳しくは、住友化学園芸 害虫・病気対策のページをご確認ください。

イチジクの増やし方

イチジクの増やし方は、挿し木と接木の方法があります。挿し木は、3月~4月頃に、前年に伸びた枝を2~3節に切って行いましょう。樹勢の弱い品種では、3月~4月頃に接木で行いましょう。

まとめ

イチジクは育てやすくご家庭向きの果樹ですが、寒さに弱く、関東地方より北部では地植えでの栽培は難しいとされています。また、カミキリムシなどの害虫被害が多いので、駆除や防除を行って愛情を注いで育てていきましょう。
剪定やお世話などの作業が難しい場合は、庭のプロ集団『庭.pro』までご相談ください。
綺麗なお庭で皆様の暮らしが豊かになれば幸いです。

2022年2月15日
執筆者:造園技能士 竜門 健太郎

自分では難しい、
“やっぱりプロに依頼したい”
そんな方へ。

庭.proなら、専門の職人が「理想のお庭」を叶えます!
庭.proなら、専門の職人が「理想のお庭」を叶えます!

庭.proがお客様に選ばれる理由
“3つの理由”
  • 専門スタッフが一貫サポート。何でも相談しやすく、安心。


    言葉にしにくい不安や希望を丁寧に伺い、施工完了までしっかりとサポート!

  • ご要望に最適な職人による理想の仕上がりで、安心。


    自分で職人を探す手間がありません!

  • 無料見積もり追加料金なしで、安心。


    明朗会計をモットーとしています。

ご利用頂いた
95.4%のお客様に
満足・
大変満足の
評価を頂いております。

お客様からのご満足の声を
一部ご紹介します。
丁寧で、何度も足を運んでくださり、こちらの意向をよく汲み取って、提案してくださったので、とても安心感がありました。(F様)

考えられる様々なパターンと予測される木の状態を丁寧に説明して下さり、十分納得した上で作業に入って頂きました。結果、本当に満足のいく仕上がりとなり、お願いして良かったです。(K様)

思った以上にスムーズに相談が進み、連絡も小まめにあり、安心して希望通りできた。(S様)

思った以上の出来栄えです。ここまでしてくださるとは思いませんでした。ステキな庭になって気持ちが落ち着きます。丁寧な仕事をしてくださった職人さんにも感謝です。(F様)

無料お見積り・
お問い合わせはこちら

[総合受付] お庭と住まいのコンシェルジュ

サービスエリア:
東京・埼玉・岡山・広島・香川

庭プロについて、
もっと知りたい方はこちら
サービス紹介
(庭.proが選ばれる理由)
図解入り剪定マニュアルをKGコンシェルジュのサイトでダウンロード図解入り剪定マニュアルをKGコンシェルジュのサイトでダウンロード

※関連サイト「KGコンシェルジュ」にリンクします。

イチジクの記事一覧ページ
イチジクの記事や施工事例の一覧ページです。
剪定の基本のやり方を庭師が伝授します♪
剪定をやってみる?庭木の剪定の基本を庭師が伝授! 庭木の剪定には基本のやり方と剪定に適した時期があります。我々プロの庭師でも来年以降の樹形を考えながら行いますが、素人の方ならなおさらではないでしょうか。木の種類により剪定方法や...
剪定の切り方・切る場所・切り口の正しい方法を庭師が伝授します♪
剪定の切り方、切る場所、切り口は、正しい方法があります。正しい剪定の方法とは、剪定による樹体の損傷が極力少なくなるようにすることと、その後に腐朽など、将来に悪影響を及ぼさず、むしろ、剪定によって樹勢が蘇ったり、木が若返ったりできる手...
庭木の剪定時期一覧表(全110種の樹木別剪定時期年間カレンダー)
庭木の剪定は庭木や生垣などを美しく保つためには大変重要な作業ですが、剪定を行う時期はお正月を迎える前にキレイにしておこうと考えられる方が多いのも事実です。しかしながら実は剪定にはその木ごとに最適な時期とやり方があります。今回は庭木や...
庭木の移植方法
樹齢55年のさくらの木の移植作業/岡山市北区 庭木の移植を考えるタイミングの多くは、お家の建て替えやリフォームの時です。樹木の移植は種類や大きさよりますが植えつけて5年以上経っていると根がしっかり張っているので何も考えずに移植してしま...
庭師の選び方|見極める重要なポイント
庭師の選び方|見極める重要なポイント 庭木の剪定や造園、お庭づくり、お庭のリフォームなどを行いたいときに、どの庭師や造園会社に依頼すれば良いのか分からないことが多いというお声をたくさん頂戴します。庭師にも、造園会社にも、それぞれ得意分...
剪定の費用、相場はいくら?プロに頼むといくらぐらい?
思い入れのある庭木も、お手入れをしないと美しい状態のまま維持するのは難しいこと。剪定などのお手入れを怠るとすぐにボーボーになったり、お隣へご迷惑をかけてしまったりということもあります。これまでは自分でお手入れや剪定を行っていても、大...
植木と剪定の専門用語集
お庭や植木の専門用語は普段使わない言葉や日常的に使ってる意味とは異なるものもあり、分かりにくいですよね。庭師の方に剪定などを頼んでも、植木用語が分かっていないとチンプンカンプン!DIYでお庭の手入れやメンテナンスを行うにも、基礎レベ...
東京都の庭づくり・庭リフォーム・剪定・伐採サービス
埼玉県の庭づくり・庭リフォーム・剪定・伐採サービス
庭づくりのプロ集団 庭づくり・庭リフォーム・剪定は「庭.pro 埼玉」へ! 庭.pro(ニワドットプロ)埼玉エリアでは、さいたま市や川越市などを拠点とした、庭づくりのプロ=庭のスペシャリスト集団が...
広島県の庭づくり・庭リフォーム・剪定・伐採サービス
庭づくりのプロ集団 庭づくり・庭リフォーム・剪定は「庭.pro 広島」へ! 庭.pro(ニワドットプロ)広島エリアでは、広島市や東広島市、廿日市市などを拠点とした、庭づくりのプロ=庭のスペシャリス...
岡山の剪定・伐採サービス
岡山市・倉敷市・総社市・玉野市・瀬戸内市...
香川県の庭づくり・庭リフォーム・剪定・伐採サービス
庭づくりのプロ集団 庭づくり・庭リフォーム・剪定は「庭.pro 香川」へ! 庭.pro(ニワドットプロ)香川エリアでは、高松市や坂出市、丸亀市、さぬき市などを拠点とした、庭づくりのプロ=庭...
目次に
戻る
タイトルとURLをコピーしました