【アガベ】育て方の基本を庭師が伝授

アガベの育て方をプロの庭師が伝授します

アガベ|庭.pro

「アガベ(agave)」は、南アメリカ北部から北アメリカ南部、中央アメリカ地域が原産のドライガーデンに最適な希少な多肉植物です。アガベは、300種類以上もの品種があり、先の尖った葉がロゼット状に広がるのが特徴ですが、種類によっては、形や大きさ、色合いのまで様々なタイプが存在しています。大きさは直径5cm程のものから5mを超えるようなサイズのものまで様々です。また、耐寒性も0℃~-29℃まで様々なので、日本のほとんどの地域で地植えでも楽しめます。このページでは、「アガベ」の育て方やお手入れ方法、剪定などについてご紹介します。

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目次

アガベの基礎知識
アガベの特長
アガベの育て方
アガベの剪定方法
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アガベの基礎知識

学名:Agave
科名:キジカクシ科(クサスギカズラ科)
属名:リュウゼツラン属
原産地: アメリカ南部、メキシコ北部
和名:リュウゼツラン(竜舌蘭)
英名:Agave
樹高:低木 5cm~2m
常落区分:常緑性
日照:日なた
耐暑:やや弱い~強い(種類により異なる)
耐寒:やや弱い~普通(種類により異なる)
開花期:夏季
花色:白、グリーン、オレンジ
剪定時期:-
記念樹:「新築祝い」などで、ドライガーデンのお庭には最適です。クールな樹形が魅力的なアガベは、コアな多肉植物ファンの方やビギナーな男性にもおすすめです。
花言葉:「繊細」、「気高い貴婦人」

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アガベの特長

アガベ(Agave)は、酒のテキーラの原料に用いられており、アガベ・テキラーナ(Agave tequilana)という種類の樹液を原材料として作られています。原産地では乾燥した場所に自生していますが、古くから園芸用として栽培もされており、フィラメントという繊維質の白い毛を持つ種類のものや、白斑や黄斑、外斑や中斑など斑の入り方なども様々な種類があります。大きさも直径5cm~2m程度まで育つものや、中には5mを超えるものまで多種多様なバリエーションがあります。また、耐寒温度も様々なので、地植えする場合は耐寒温度を良く調べてから購入しましょう。

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アガベの育て方

植える場所

「アガベ」を地植えする場合は、日陰でも日向でも枯れることはありませんが、基本的には日なたの暑い場所を好みます。しかしながら、蒸れには弱いので、風通しは良い場所を選びましょう。

土づくり

アガベは乾燥気味に育てるのがよいので、水はけのよい土を作りましょう。市販の多肉植物、サボテン用の土でも可能ですし、赤玉土小粒5、軽石小粒4、腐葉土1の配合の用土に植え付けましょう。

水やり

地植えの場合、春、秋は表土が乾いたら与える程度としましょう。冬季は、月1~2回程度の水やりにし、休眠状態で冬越しさせましょう。

春・秋

水やりは午前中に行いましょう。表土が乾いていたら与える程度です。

夏の水やりは、夕方~夜の気温が下がった時間帯に行いましょう。日中の気温の高い時間帯の水やりは、高温で株が蒸れる原因となります。
真夏に高温期では、アガベは気温が高いと成長が促進されるので、気温が高い日ほど日光に当てて水を与えましょう。猛暑期間は、表土が乾いたらたっぷりの水を与えるようにしますが、猛暑の高温期であれば、水やりを多めにすると成長も早いため、表土の乾燥度合いにもよりますが、乾燥が早い場合は、1日1回の水やりでも問題ない株もあるので、早く成長させたい場合は様子を見ながらトライしてみましょう。

冬の水やりは、日中の気温の高い時間帯に行いましょう。気温が0度を切るような場合は、水やりは行わず、断水して冬越しさせましょう。苗が小さい場合は乾燥で枯れる可能性があるため、地植えは控え、鉢植えで移動させられるようにしておきましょう。

肥料

アガベに肥料を施す時期は、生育期の4〜10月です。緩効性肥料を与える場合は、2ヶ月に1回を目安に与えるようにしてあげて下さい。液体肥料の場合には、10日に1回を目安として与えるようにしましょう。

肥料の種類は、一般的な用途の、窒素、リン酸、カリが全て入っているもので、N・P・K比率が5:5:5などのバランスの良いものを選びましょう。追肥は、速効性の液肥を与えますが、多肉植物は成長が遅く、肥料をたくさん必要とはしませんから、多肥にならないように量や濃さを調整しましょう。

植え替え

地植えの場合は、基本的に植え替えは必要ありませんが、アガベは明るい方に向かって葉を伸ばす傾向があるので、2年~3年毎に、根回しをして株の向きを変えることができたら、バランスの良い株になります。

冬越し

アガベは品種により、越冬温度が異なります。チャザロイやコリマ―ナは最も耐寒性が弱く、越冬温度は0℃です。グラシリペスやパリー(吉祥天)などは、耐寒性が強く、-26℃~-29℃で越冬が可能ですから、種類毎の越冬可能温度を良く調べてから地植えしましょう。

病虫害・病気対策

「アガベ」は、比較的病気や害虫に強い植物なので、害虫予防などは不要ですが、梅雨時期の日照不足と湿度で、ハダニが付く場合がありますから、見つけ次第、除去しましょう。またカイガラムシなどが付く場合もあるので、良く観察して対処していきましょう。

株分け

アガベの多くの種類は、生長すると根元から子株が出てきます。春の生長時期に、子株から根が出ていたら親株から取り外して植え付けましょう。子株から根が出ていない場合は、子株の取り外しは翌年にまわしましょう。子株は切り離して植え付けるよりも、親株に付いていたほうが、生長が早いので、発根の状況を良く観察して行いましょう。

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アガベの剪定方法

アガベの剪定は決まった時期に行う必要はありませんが、アガベは下葉が順次枯れてきますから、枯れた部分はこまめに消毒したハサミやナイフで切り落としましょう。樹形を整えたり、透かしたりという剪定は必要ありませんが、横に大きくなりすぎるようでしたら、下葉を少し切り詰めてみましょう。

まとめ

クールな印象のアガベは希少価値の高い、独特の力強さが感じられる植物です。そして、とっても丈夫なので、どなたにも大変育てやすい植物ですから、ぜひチャレンジして欲しい植物です。
ポイントは、日当たりは良いところに、水やりは控えめに、水はけと温度と湿気に気を付けることです。そして、アガベは大人気のドライガーデンには最適な植物です。個性的でクールな「アガベ」を使ったお庭を作ってみませんか。
「オシャレなドライガーデンのお庭を作りたい」というこだわり派の方には、ドライ系植物同士の組み合わせや植え方のバランスまでドライ系植物を知り尽くした庭.proにお任せください。

2024年1月24日
執筆者:造園技能士 竜門 健太郎

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