埼玉にはどんな庭木がおすすめなのでしょうか?草花ならいざ知らず、樹木となると「何を選んで良いかさっぱり分からない…。」という方もいらっしゃると思います。
この記事では、まず埼玉の気候を考察し、エリア別・カテゴリー別に分けて、埼玉でも育ちやすい庭木をご紹介します。ぜひ庭木選びの参考にしてくださいね。
目次
埼玉県にはどんな地域特性があるの?
埼玉の気候は暑い?寒い?
耐寒性ゾーンとは?
埼玉をエリア別に見て地域に合った庭木を選ぼう!
【南部エリア】
【東部エリア】
【北部エリア】
【中央エリア】
【西部エリア】
埼玉の冬はなぜ寒い?埼玉が寒い3つの理由
【寒い理由その1】埼玉は快晴が多いから
【寒い理由その2】埼玉は海に面していないから
【寒い理由その3】埼玉は高い山があまりないから
埼玉におすすめの庭木をカテゴリー別に分けて解説!
埼玉でおすすめの落葉樹
1.ハナミズキ
2.コハウチワカエデ
3. アオダモ
埼玉でおすすめの常緑樹
1.シマトネリコ
2. シラカシ
3. ゲッケイジュ
埼玉でおすすめの針葉樹
1. カイヅカイブキ
2. ゴールドライダー
3. スカイロケット
埼玉でおすすめの果樹
1.オリーブ
2.カリン
3.ブルーベリー
埼玉でおすすめの特殊樹
1.黒竹
2.ワジュロ
3.ミキナシサバル
自分で庭木を植栽する場合の注意点
用意する道具
植栽する際の注意点
埼玉県にはどんな地域特性があるの?

巾着田曼珠沙華公園(キンチャクダマンジュシャゲコウエン)※埼玉県日高市高麗本郷
埼玉県は住みやすいところで、都心への通勤にも便利。ベッドタウンとして人気なので、憧れの庭付き一軒家を手に入れた方も多いかと思います。ところで皆さんは、今のお庭に満足していますか?自宅に庭木を植えたい!とお考えならば、その地の気候に合った種類は何があるのか調べてみると良いでしょう。
埼玉の気候は暑い?寒い?
埼玉県には、日本の最高気温で一二を争うことで有名な「熊谷市」があるので、暑い県というイメージがありませんか?実は埼玉県は、関東でも有数の、冬が寒い地域なんです。ひょっとしたら東北の福島県と同じくらいかもしれません。意外ですよね。
耐寒性ゾーンとは?
少し学術的な話になりますが、園芸の世界では「最低気温」を段階別に分けた『耐寒性ゾーン(USDAハーディネスゾーン)』を参照することがあります。これは、植物が育つうえでどのくらいの寒さまで耐えられるか、アメリカ農水省(USDA)が作った指標です。庭木を地植えにする際に参考にすると良いでしょう。
ちなみに、植物のラベルを見ても「耐寒性ゾーン」が書かれていることは滅多にありません。調べるには「学名+zone」などで検索すると(ほとんどが英語のサイトですが…)見つかるかもしれません。例えば「アオダモ」なら、学名「Fraxinus lanuginosa」と「zone」で検索して調べると、耐寒性ゾーンは「6」や「5~8」などと記載されていることが分かります。
耐寒性ゾーン表
3a | -37.2°C ~ -40.0°C | 3b | -37.2°C ~ -34.4°C |
4a | -34.4°C ~ -31.7°C | 4b | -31.7°C ~ -28.9°C |
5a | -28.9°C ~ -26.1°C | 5b | -26.1°C ~ -23.3°C |
6a | -23.3°C ~ -20.6°C | 6b | -20.6°C ~ -17.8°C |
7a | -17.8°C ~ -15.0°C | 7b | -15.0°C ~ -12.2°C |
8a | -12.2°C ~ – 9.4°C | 8b | – 9.4°C ~ – 6.7°C |
9a | – 6.7°C ~ – 3.9°C | 9b | – 3.9°C ~ – 1.1°C |
10a | – 1.1°C ~ 1.7°C | 10b | 1.7°C ~ 4.4°C |
11a | 4.4°C ~ 7.2°C | 11b | 7.2°C ~ 10.0°C |
12a | 10.0°C ~ 12.8°C | 12b | 12.8°C ~ |
※『PROVEN WINNER』サイトの「耐寒性ゾーンマップ」が分かりやすいので、参考にするとよいと思います。
埼玉をエリア別に見て地域に合った庭木を選ぼう!
埼玉県を気候で見ると、大きく分けて、南部エリア・東部エリア・北部エリア・中央エリア・西部エリアの五つに分けられます。それぞれのエリアは気温に特徴があるので、地域に合った庭木を選ぶと良いでしょう。
【南部エリア】

埼玉県所沢市付近
南部エリアは「大宮区」「浦和区」「和光市」「所沢市」など、ほぼ東京と言っても過言ではない住宅街です。ほかのエリアに比べ、住宅は密集しがちなので、立地条件によっては半日陰の庭が多いかもしれません。日陰でも育つ樹木がおすすめです。耐寒性ゾーンは、埼玉の中では暖かく「9a」ゾーンです。
【東部エリア】

牛島の藤(埼玉県春日部市)
東部は「川口市」や、茨城県に近い「春日部市」、千葉県に近い「越谷市」などが人気のベットタウンで栄えています。このエリアは温暖な太平洋側気候で、気温が-3°C以下になることは滅多にないため、気候変動が少なく、関東で育つごく一般的な庭木ならほとんど冬越しできるエリアです。耐寒性ゾーンは「8b」です。
【北部エリア】

妻沼聖天山 歓喜院聖天堂(※出典:埼玉県熊谷市)
北部は、日本の最高気温で一二を争う「熊谷市」があるエリアで、内陸性気候で夏に暑くなるのが特徴です。群馬県に近い地域では、赤城山から赤城おろしが吹くことがあるので、強風対策にも注意が必要です。耐寒性ゾーンは、熊谷市、行田市、深谷市などで「9a」です。
【中央エリア】

時の鐘(埼玉県川越市)
中央エリアは、さいたま市、志木市、川越市、朝霞市、和光市、東松山市など、川越比企地域と呼ばれるエリアです。マイナス10℃前後になることもあり、耐寒性ゾーンは「8a」となっています。秩父に近い場所なので、冬は西部エリアと同じレベルで冷え込むこともあるので注意しましょう。
【西部エリア】

三十槌の氷柱(埼玉県秩父市)
「旧大滝村」から「飯能市」、「旧吉田町」、アニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない」の舞台にもなった「秩父市」などが西部エリアです。西部は他の3つのエリアとは少し気候が違うのが特徴です。標高もやや高く他のエリアよりもマイナス2℃ほど低い山岳気候で、しかも盆地型の気候も併せ持つので、夏は暑いのが特徴です。耐寒性ゾーンは全体的に「8a」ですが、「7b」くらいに思っていたほうがよさそうです。
埼玉の冬はなぜ寒い?埼玉が寒い3つの理由
耐寒性ゾーンを見ていただくと分かるように、埼玉の冬は、東京・神奈川・千葉に比べてとても寒いのです。都市部でも最低気温がマイナス10℃近くまで冷え込むこともあり、時には北海道や新潟より寒いことも…。寒さに弱い庭木だとうまく育たない可能性があるのです。なぜ埼玉の冬はこんなにも寒いのでしょうか。理由を3つあげて、そのメカニズムを解説したいと思います。
【寒い理由その1】埼玉は快晴が多いから
埼玉県は、日本で一番晴れの日が多いのはご存じでしたか?正確に言うと「快晴が多い県」のランキングで、埼玉県は全国一位なのです!ちなみに「快晴」とは「雲の量が1割以下の状態」を指します。(余談ですが、快晴率の全国最下位は、なんと沖縄県だそうです。意外ですよね)
ではなぜ、快晴が多いと寒いのかというと、その理由は「放射冷却」にあります。深夜から明け方にかけて雲があれば、羽根布団の役割をして地面の熱を逃がさないのですが、雲が1割以下の日が多いため、どんどん宇宙へ熱が放出されて、翌朝冷え込んでしまうのです。
【寒い理由その2】埼玉は海に面していないから
埼玉が寒い理由その2は、海がないからです。海水は、温まりにくく冷めにくい性質があるため、海がある県の海岸地区では、海水温の影響で内陸より気温が暖かいのです。
【その1】の理由とも関連があるのですが、放射冷却が厳しいのは内陸部の特徴でもあります。海に面していない埼玉県の、内陸性気候は、特に夜間に風がないと放射冷却が起こりやすくなります。冬は太陽から受ける熱量が少ないうえに、夜間に地熱を放射するので、内陸はどんどん冷えてしまうんですね。
【寒い理由その3】埼玉は高い山があまりないから

羊山公園の芝桜(埼玉県秩父市大宮)
埼玉の奥秩父には、標高2,483mの三宝山が存在します。しかし、山があるのは西部エリアのみ。あとはほとんどが平地なのです。可住地面積比率(平野や盆地から湖や畑などを引いた人が住める面積)が大きく、67.6%と全国で2位の広さということからも、山が少ないことが分かります。では、大きな山がないとなぜ寒いのでしょうか。
皆さんはフェーン現象という言葉をご存じでしょうか。天気予報などで一度は聞いたことがあると思います。山の向こうから北風が吹くと、温度が上がり乾燥した空気が吹き下りてくるという現象ですね。北側のすぐ側に山がない埼玉は、フェーン現象による気温上昇がないため、新潟から直接北風が入り、冬はとても寒くなるのです。
埼玉におすすめの庭木をカテゴリー別に分けて解説!
このように、冬にかなり冷えることがある埼玉では、常緑樹や多肉植物などの種類によっては、屋外で冬越しできない可能性があります。庭木選びは耐寒性に注意してくださいね。
埼玉でおすすめの落葉樹
落葉樹は、冬に葉が落ちるので寒さに弱いと勘違いされますが、葉が落ちて休眠することで寒い冬を乗り切るので、かえって寒さに強い樹木が多いんですよ。埼玉でも、人気の落葉樹はほとんど植えることが可能です。
1.ハナミズキ
学名:Cornus florida(Zone:5~9)
ミズキ科ミズキ属のハナミズキは耐寒性の落葉小高木です。5月に咲く花のように見えているところは実は総苞です。真っ赤に紅葉するので春と秋の2回鑑賞期を迎えます。午前中は良く日が当たり、西日が当たらない場所に植え付けます。
↓【ハナミズキ】の基礎知識や育て方・剪定の基本はこちらから↓
2.コハウチワカエデ
学名:Acer sieboldianum(Zone:4~5)
ムクロジ科カエデ属のモミジの類の一種で、ふっくらした赤ちゃんの手の平のようでかわいく、洋館にもよく合います。暑い直射日光が苦手ですが日陰に植えると紅葉がまばらになるかもしれません。紅葉にしっかり色を付けたければ、午前中いっぱい良く日が当たる場所に植えると良いでしょう。強風に弱いので防風対策を。
3. アオダモ
学名:Fraxinus lanuginose(Zone:5~8)
モクセイ科トネリコ属のアオダモは、常緑樹のシマトネリコと一二を争う人気の庭木です。植え付け前に、通気性と保水性が良くなるように、腐葉土をしっかりすき込みましょう。風が強い地域では、植え付け後に支柱を立てます。
埼玉でおすすめの常緑樹
常緑樹は、東南アジアなど暖かい地方が原産の樹木が多いので、寒さにはやや弱い傾向にあります。「葉が落ちない常緑樹がいい」とお考えでも、寒いと落葉することがあります。耐寒性が強い、生育旺盛な品種を選びましょう。
1.シマトネリコ
学名:Fraxinus griffithii(Zone:8~10)
モクセイ科トネリコ属の常緑樹。株立ち樹形と風に揺れる小さな葉が爽やかで、人気ナンバーワンのシンボルツリーです。寒さにやや弱いので西部エリア以外の地域におすすめです。常緑樹ですが氷点下になると葉が落ちて枝先が枯れたようになりますが、生育旺盛なので、すぐに枯死することはないようです。
↓【シマトネリコ】の基礎知識や育て方・剪定の基本はこちらから↓
2. シラカシ
学名:Quercus myrsinifolia(Zone:7~10)
ブナ科コナラ属のシラカシは黒っぽい樹皮が特徴。目隠しや棒ガシの生垣、防風林などに使われます。耐寒性、耐暑性にも優れ、日陰にも強いので埼玉にもおすすめです。関東ではシラカシ、関西ではアラカシが好まれる傾向にあります。
3. ゲッケイジュ
学名:Laurus nobilis(Zone:8~10)
クスノキ科ゲッケイジュ属。カレーなどの煮込み料理に使うハーブのローリエのことです。無農薬で、自宅で育てられたらおしゃれですよね。地中海原産ですので、西部エリアでは鉢植えにして室内に取り込めたほうがいいかもしれません。
↓【ゲッケイジュ(月桂樹)】の基礎知識や育て方・剪定の基本はこちらから↓
埼玉でおすすめの針葉樹
針葉樹は、もともと寒い地方原産なので寒さにはかなり強いです。埼玉ならどこでも育てられるのですが、湿気に弱い特徴があります。月に数回雨があれば特に水やりはいりません。植えつけるときに山に盛ってから植えると水はけがよくなりますよ。
1. カイヅカイブキ
学名:Juniperus chinensis ‘Kaizuka’(Zone:4~9)
カイヅカイブキは炎のように萌える葉が面白いコニファーです。カイヅカイブキは丈夫なので庭木や垣根として人気ですが、梨とは因縁の関係にあります。赤星病の菌が、カイヅカイブキと梨の間を、季節により行ったり来たりし、梨園に被害をもたらします(中間宿主と言います)。近くに梨園があると自治体から植樹を禁止されることも!白岡市や久喜市、春日部市、蓮田市などで禁止されています。
↓【カイヅカイブキ】の基礎知識や育て方・剪定の基本はこちらから↓
2. ゴールドライダー
学名:Cupressocyparis leylandii(Zone:6~10)
黄金色の葉色で日に当たると輝く美しさです。似たような葉色の針葉樹に「ゴールドクレスト」がありますが、日本の高温多湿ではうまく育たないことが多いので、性質の強さでは「ゴールドライダー」のほうがおすすめです。
3. スカイロケット
学名:Juniperus virginiana’Skyrocket’(Zone:4~9)
ヒノキ科ビャクシン属のスカイロケットは、別名コロラドビャクシンともいいます。寒さにはかなり強いので、埼玉のどこでも冬越し可能です。ロケットのような円錐型で、ブルーグリーンの鱗葉が美しいので洋風の庭木におすすめです。
埼玉でおすすめの果樹
マイホームを持ったら、実がなる果樹に憧れますよね。生食したり、ジャムにしたり。果実酒などの保存食作りも楽しみです。しかし埼玉のような都会では、小鳥が集まると糞害や鳴き声でご近所迷惑になることも。そうならないような品種選びにも注意が必要です。
1.オリーブ
学名:Olea europaea(Zone:8b)
モクセイ科オリーブ属の常緑樹で、おしゃれな葉色で洋館に良く合います。オリーブは地中海性気候の植物なので加湿に弱く、水はけの良い土壌に植え付けましょう。耐寒性はマイナス10℃くらいまでは耐えますが、西部エリアでは移動できるよう、鉢植えのほうがいいかもしれません。
2.カリン
学名:Pseudocydonia sinensis(Zone:6~8)
バラ科ボケ属のカリンは、耐寒性が強く、比較的雨が少ない地方に向いているので埼玉の気候によく合います。病気になりにくく強健で、香りの良い花が咲きます。果実は咳止めにもなり、果実酒にできますよ。よくカリンジャムと聞きますが、カリンはジャムにはなりません。ジャムはよく似た果実の「マルメロ」ですのでご注意を!
3.ブルーベリー
accinium(Zone:7~9)
ツツジ科スノキ属のブルーベリー。実をヨーグルトに入れたりジャムにしたり、植えると収穫の楽しみが増えますよね。ブルーベリーはハイブッシュ系とラビットアイ系があり、品種により耐寒性もまちまちですが、埼玉ではほとんどの種類を栽培できます。鳥に食べられないようネットをかけると良いでしょう。紅葉も美しい樹木ですよ。
↓【ブルーベリー】の基礎知識や育て方・剪定の基本はこちらから↓
埼玉でおすすめの特殊樹
こちらの特殊樹のコーナーでは、「人と同じではつまらない」「こだわりのある庭にしたい」という方におすすめの樹木を選びました。アジアンリゾート風やドライガーデンなど、住む方のお好みに合わせて個性的な庭を作りましょう!
1.黒竹
学名:Phyllostachys nigra(Zone:7~10)
イネ科マチク属の黒竹は、幹が墨色でおしゃれな印象なので、リゾート風住宅や和モダンの家にもよく合います。ただし、竹は生育旺盛で、むやみに地植えにすると地下茎で増えて大変なことに!伸びすぎないよう芯止めや間引き、鉄板やコンクリートの根止めなどの処理が必要です。難しいようなら、造園専門業者にお願いしましょう。
2.ワジュロ
学名:Trachycarpus fortune(Zone:7~10)
ヤシ科シュロ属の寒さにも強いヤシの木です。高木ですが、成長は緩慢ですぐに巨木になることはないので、存在感のあるシンボルツリーになりそうですね。日本原産のワジュロと中国原産のトウジュロの見分け方は、葉の先が折れてくるのがワジュロです。
3.ミキナシサバル
画像出典:Amazon(https://www.amazon.co.jp/dp/B076JBB5Z6)
学名:Sabal minor(Zone:6~10)
ヤシ科サバル属のヤシの木の一種で、別名クマデヤシといいます。名前の通り熊手のような葉で、幹はほとんど地中に埋まっているか、徳利状になっているのが特徴です。耐寒性は非常に強く、マイナス20℃でも耐えるそうです。背が大きくなり過ぎないので、臨家に日陰を作りにくいのでおすすめです。
自分で庭木を植栽する場合の注意点
庭木は一度、植栽植したらそうそう場所を移動させることはできません。また、生き物ですので正しい方法で植栽しないと枯れてしまいます。植栽は、ただ穴を掘って木を植えればいいというものではありません。時間と労力をかけて、植栽しても上手く育たなかったらいやですよね。自分で庭木を植栽する際は、それぞれのポイントを抑えるようにしましょう。
用意する道具
植栽をする際は、スコップ、ホース、肥料が最低限必要です。植栽する庭木の大きさに応じて、支柱(竹のものや木のもの)と支柱を縛る麻ヒモなども準備しましょう。
植栽する際の注意点
植栽する際は、庭木を植える時期をよく見極めましょう。大まかに針葉樹、常緑広葉樹、落葉広葉樹で植え付けの適切な時期は違います。真夏はどの樹種でも共通して、植栽に向きません。
落葉樹
落葉樹の植え付けは、11~3月の、葉っぱが落ちてから新芽が芽吹くまでの時期に行うとよいでしょう。できれば、早春から萌芽前までの期間(3月頃)がよいでしょう。樹木のエネルギーが不足している梅雨時期の、植栽はできるかぎり避けましょう。
常緑樹
常緑樹の植栽は、新芽が芽吹く前の3~4月か、梅雨の時期の6~7月頃がよいでしょう。
針葉樹
針葉樹の植え付けは、3~4月頃の春か、9~10月の秋頃がよいでしょう。
植栽のポイントは「適した時期にすばやく、丁寧に植え付ける」ことです。もし、少しでも難しいと感じたり、不安がある場合は、庭.proにご相談くださいね。
2023年6月19日更新










