庭づくりの失敗例Q&A~ガーデニングで失敗しないための対策

庭付き一戸建てを建てたら、ガーデニングも楽しみたいですよね。しかし植物も生き物ですので、経験が浅いと失敗してしまうことがしばしばあります。ほんの少しの庭づくりの知識と、少し手をかけてあげるだけで、植物はすくすく育ち、美しい花を咲かせてくれます。この記事では、庭づくりの失敗例を10例挙げて、その対策をご紹介してみたいと思います。

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目次

庭づくりの失敗例Q&A~ガーデニングで失敗しないための対策
庭づくりの失敗例Q1.根腐れする
庭づくりの失敗例Q2.雑草が生える
庭づくりの失敗例Q3.芝生が枯れる
庭づくりの失敗例Q4.シンボルツリーが育ちすぎる
庭づくりの失敗例Q5.花が咲かない・実がならない
庭づくりの失敗例Q6.水栓・コンセントが届かない
庭づくりの失敗例Q7.アプローチが狭い
庭づくりの失敗例Q8.カーポートがあり庭がない
庭づくりの失敗例Q9.つたの根っこが壁に這って汚い
庭づくりの失敗例Q10.コケが生える

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庭づくりの失敗例Q&A~ガーデニングで失敗しないための対策

庭づくりの失敗例Q1.根腐れする

念願のガーデニングを楽しむため、花を買ってきました。かわいくて一日に何度も水やりしてしまいます。最初は活き活きとしていた花でしたが、次第につぼみや葉が茶色くなり、茎が折れ、株元には小バエがたかり、腐った匂いがしてきました。慌てて根っこを見てみると、茶色く腐ってブチブチと切れてしまいました。何がいけなかったのでしょうか。

<A1.解決策>

土が湿っているにもかかわらず、一日に何度も水を与えてしまった結果、根っこが呼吸できずに腐ってしまった例です。土は「固相(土)」「液相(水分)」「気相(空気)」の三相のバランスが大切で、具体的には、固相40:液相30:気相30が望ましいとされます。
鉢植えの水やりは「用土の表面が乾いたら」というのが鉄則です。市販の培養土なら水はけは問題なく使えます。庭植えなら、雨が定期的に降っていれば水やりはさほど必要としませんが、真夏の日照りや強風などの乾燥する時だけ水やりします。もし庭植えで、頻繁に根腐れを起こすようなら土地自体の水はけが悪い可能性があります。植物を育てるのにふさわしい土が入っているかどうかも併せて造園業者に見てもらいましょう。

 

庭づくりの失敗例Q2.雑草が生える

ガーデンに土の部分を多く残したら、雑草が生い茂りジャングルのようになってしまい大変でした。その対策で、雑草が出ないように砂利や人工芝を敷きました。しばらくしたら、また元のように雑草が生えてきてしまいました。なぜでしょうか?

<A2.解決策>

ガーデニングは好きだけど、雑草取りが苦手な人は多いものです。雑草は、春を過ぎると一雨ごとに大きく育ちます。せっかく砂利や人工芝を敷いても、下準備を怠ると、再び隙間から雑草がにょきにょきと生えてきます。アスファルトの割れ目からも生えてくるくらいですから雑草の生命力は相当強いものがあります。

砂利や人工芝を敷く前に、除草をしますが、表面だけ鎌で刈り取っても、地下茎が残っていれば根元の養分でまた葉が生え、種子が落ちていれば、わずかな光でも発芽します。安い防草シートだと雑草は突き抜けて元通りに生えてきます。そうならないためにも、下準備として除草剤で根っこまで絶やしておきましょう。

農薬が嫌いなら、クワやツルハシで掘りあげ、地下茎や根っこごと除草してください。種が落ちている表土も取り換えるとなおよいです。表土を追加して転圧し、平坦に均したら防草シートを敷いた上に、砂利や人工芝を敷きましょう。かなりの重労働になりますので、作業する時間がなければ、専門業者に依頼しましょう。

 

庭づくりの失敗例Q3.芝生が枯れる

庭に憧れの芝生を敷きました。子供たちやペットを遊ばせたり、ガーデンランチをしたり、楽しんでいたのですが、次第に茶色く枯れてしまいました。なぜでしょうか。

<A3.解決策>

芝生が枯れる原因はいくつか考えられます。
まずは、その土地にあった芝生だったかどうかです。芝はどれも同じに見えるかも知れませんが、芝には寒冷地タイプと暖地タイプがあります。温暖な地域の庭に寒冷地タイプの芝を植えてしまうと、夏の高温多湿で枯れてしまう場合があります。必ず「耐暑性あり」と書かれた品種を選びましょう。

暖地タイプの芝を選んだのに、枯れてしまった場合は、日照不足が上げられます。芝は日光を好む植物です。日が当たる庭であっても、車をよく停めていたり、プランターの下やエクステリアの陰だったりすると、日が当たらない部分だけ枯れて禿げてきます。

暖地でも育つ芝の種類で、日もよく当たっているのに枯れてきた場合、水のやりすぎや、水はけの悪い土壌による根腐れ、真夏の日中に水やりして蒸れた、などの理由が上げられます。夏の水やりは涼しい朝か夕方に行い、土壌には水はけがよいように砂を混ぜます。また定期的に、ローンスパイクやガーデンフォークで芝生を刺してエアレーションしましょう。

 

庭づくりの失敗例Q4.シンボルツリーが育ちすぎる

マイホームを建てた時に、園芸に詳しくないためシンボルツリー選びを業者任せにしたら、どんどん大きくなり、困ってしまいました。毎年剪定に時間を取られますし、台風の時には枝が窓や電線に当たるので怖いです。どうしたらよいでしょうか。

<A4.解決策>

大きくなりすぎた木は、枝が道路にはみ出したり、隣家に落ち葉や虫のフンが落ちたりして、ご近所迷惑にもなります。シンボルツリーは当然ながら生きている樹木ですので、選ぶときに他人任せにしないで、よく吟味してから植えましょう。
しかし、初めて家を建てて、数年暮らしてみないと分からないこともありますので、最初に業者から何らかのアドバイスがもらえたらよかったのですが、業者自体が植物に詳しくない場合もあります。

たとえば、クスノキやモミの木、イチョウの木など、あこがれだけで植えてしまうと巨大化して大変なことになります。庭が狭い場合は、中小木であまり横に張らない樹形のものを選ぶか、高木を選ぶなら、成長が遅いものを選びましょう。

大きくなりすぎてしまった木はどうすればよいかというと、家族の記念樹などで思い入れがあり、残したい場合は、枝透かしを行うか、切り戻して樹高を低くして新枝を出させる方法もあります。
もはや手に負えないようなら残念ですが、伐採を行いましょう。チェンソーで株元から倒しますが、住宅密集地では、隣家や電線に倒れないよう、クレーンや高所作業車の手配も必要です。切り株ごと撤去しないと虫が湧くこともありますので、掘り起こし作業も必要です。

樹木の知識がないと、なかなかできない作業ですので、専門業者に頼みましょう。シルバー人材に頼むと植物の知識がないスタッフが派遣される場合がありますので注意してくださいね。

 

庭づくりの失敗例Q5.花が咲かない・実がならない

葉っぱは生い茂っているのに「花が咲かない」「実がならない」という事例です。環境に合った耐暑性・耐寒性のある花を選んで栽培し、ある程度しっかり育っているにもかかわらず、季節になってもつぼみや実を持たないのは、なぜなのでしょうか。

<A5.解決策>

植物が健康に育っているにもかかわらず、花が咲かない理由はいくつか考えられます。近くに街灯がありませんか?コスモスや菊、アサガオは、夜が長くなるとつぼみを付ける「短日植物」で、昼の時間と夜の時間の長さを計って季節を感じています。街灯の光に照らされたり、夜遅くまで窓から明かりが漏れていたりすると、夜の時間が計れなくなり、つぼみを付けてくれません。電柱の明かりは動かせるものではありませんので、その場合は鉢植えにして、昼間は日光に当てて、夜は光が当たらないところへ移動してあげるとよいでしょう。

その他にも、秋に急に寒くなったあとに暖冬がくると、桜の花などが狂い咲きして、本来の春に咲かなくなることがよくあります。水仙やチューリップも冬寒くないと咲かないことがありますので室内に取り込まないようにしましょう。

実がならないのは栄養不足も考えられますが、受粉していないせいかもしれません。ミツバチなどがいないなら、よく晴れた午前中に筆などで人工授粉してみてくださいね。また、植物によっては、雄花と雌花が別々の木の「雌雄異体」のものや、ブルーベリーなど別の種類の木が必要なものもあります。その場合は2本以上用意しないと実がなってくれませんので注意しましょう。

庭づくりの失敗例Q6.水栓・コンセントが届かない

【画像引用:楽天https://item.rakuten.co.jp/sazendoshop/1769/】

玄関アプローチには「鉢植え」、逆側の庭には「芝生と花壇」、など離れた場所でガーデニングをしていると、使いたいところに水栓がないため、ホースが届かず、ジョウロで何度も行き来をして水やりが大変になってしまいます。また、外コンセントが必要な時に使いたい場所にない、という悩みもありませんか。

<Q6.解決策>

これもいざ暮らしてみないと分からないことですよね。長いホースが欲しければ、ホースの量り売りも売っていますが、長すぎるホースは使い勝手が悪いのであまりお薦めしません。どこに花壇を作るかなど、庭の配置も後から変わることもありますので、その時は欲しい場所に、外水栓を庭リフォームで追加すればよいのです。

立水洗のカバーを、レンガや枕木でおしゃれにDIYするのもおすすめです。ウッドデッキやテラスのそばにおしゃれな水栓があれば、バーベキューの時に手を洗ったり、デッキを洗ったり、犬のシャンプーすることもできます。家庭菜園をされているならガーデンシンクもおすすめですよ。泥の付いたジャガイモなどを、楽な姿勢で洗うことができます。

外コンセントはよくDIYをする場所付近にあると便利です。シンボルツリーの近くにあればイルミネーションやライトアップすることができます。また、近い将来、EV自動車になるかもしれませんので、今は必要なくても、カーポート周りにもコンセントが欲しくなる日が来るかもしれませんね。

 

庭づくりの失敗例Q7.アプローチが狭い

細長い玄関アプローチに鉢をごちゃごちゃ置きすぎて見栄えが悪くなってしまう。あるいは、憧れのイングリッシュガーデンを造ったが、宿根草やグラス類の穂の威勢が良すぎて、通路にまでせり出して倒れてきて、狭くて通りにくいという事例です。

<解決策>

玄関アプローチは、他者から一番よく見られる、いわばこの家の顔となる部分ですので、ガーデニングで美しくしたい場所です。しかし、ごちゃごちゃさせるのは、かえってみっともないですよね。また防災の面からも足元に物を置きすぎるのは、避難経路としてよくありません。地面に置く鉢は控えめにし、棚やアーチ、ラティスなどを使って縦の空間を利用してガーデニングしましょう。

イングリッシュガーデン(ボーダーガーデン)は、奥側に背の高いもの、手前に小さいものを植えるのがセオリーです。奥側にはフェンスや壁があると思いますので、背の高い宿根草や、倒れやすいコスモス、穂を上げるグラス類はフェンスに固定するなどして立たせるとよいでしょう。

 

庭づくりの失敗例Q8.カーポートがあり、庭がない

ガーデニングをしたかったけれど、駐車場に場所を取られて植物を置く場所がない、というお悩みです。敷地内に庭のスペースを取ると、駐車場が縦列駐車になってしまうので「ガーデニングを諦めた」というお話しもよくある事例です。

<A8.解決策>

地方都市では自宅に数台分の駐車場を持つご家庭も少なくありません。無理して縦列駐車にすると、後ろの車を出したいときに、家族総動員で移動せねばならないので、非常に面倒くさいものです。そんな思いをするならば、残念だけどガーデニングは諦めようと考える方もいらっしゃいますよね。

住宅前を広く駐車場に使っても、まだガーデニングするスペースはありますよ。駐車場の土間コンクリートの目地に、クリーピングタイプの植物を植えることができます。ヒメイワダレソウなど花が咲くものもありますよ。

カーポートには寄せ植えのリースやハンギング、多肉植物、エアープランツ、ビカクシダなど、軽いものを飾ってみてはどうでしょうか。ヤシ殻資材など軽い鉢がおすすめです。陶器鉢などは落下して車を傷つける恐れがあるので重たい鉢はおすすめしません。また、駐車場の側面にグリーンフェンスを設けて、ツル性の植物を這わせれば、場所を取らずに華やかにガーデニングすることができますよ。

 

庭づくりの失敗例Q9.つたの根っこが壁に這って汚い

ほったらかしたアイビーがいつのまにか壁を伝って、背の高さ以上にまで伸びていた、ということはありませんか?つたを引っ張ると、根っこだけ壁にびっしりと残ってしまい、軽くこすったくらいでは取れません。どうしたらよいでしょうか。

<A9.解決策>

アイビーなどのつたが絡んだ洋館は、パッと見は素敵ですが、一番やってはいけないガーデニング例です。寄せ植えなどに入っていたつたが、いつの間にか独立して壁を伝って増え、なんとなく素敵な雰囲気なので、そのままにしてしまいがちですが、この事実を知っている人からは「早く取りなさい」と怒られるかもしれません。

つたは根っこから酸を出して外壁の奥まで侵入し、壁を破壊してしまうこともあります。そこから雨漏りの可能性があれば、リフォーム代金は数百万では収まらないほど高額になってしまうかもしれません。つたが壁を這っているのを見つけたら一刻も早く取り除き、ツルで増えるので家の回りのつたは全て抜き捨てましょう。しかし、鳥の足跡のようなつたの根っこは残ったまま、数年は風化しないのでやっかいです。

「時、既に遅し」でつたの根っこが残ってしまっていたら、素人判断で高圧洗浄機や金たわしでこするようなことは絶対にしないでくださいね。外壁塗装が剥げて、壁が余計にもろくなってしまいます。こすり取ったらすぐに外壁塗装して補強せねばならないのです。こうなったらもう外壁塗装専門業者に依頼するしかありません。つたが這っていると、普通に外壁塗装した場合よりも、つたの撤去代金が上乗せされて、見積もりは数万円高くなることを覚悟しましょう。

庭づくりの失敗例Q10.コケが生える


日当たりの悪い玄関アプローチに、コケが生えて汚く、通路が滑って危ない。また、カーポートのコンクリート土間が苔で緑色に染まって不衛生に見える、というお悩みです。

<A10.解決策>

日当たりの悪い玄関アプローチや、いつまでも晴れない梅雨時などに、せっかく作った玄関アプローチのレンガやタイルの小道が、コケでぬるぬるしてしまうと、がっかりしてしまいます。
苔と言っても、ハイゴケやホソバオキナゴケのような今流行りの苔テラリウムの観賞用苔ではありません。通路でぬるぬるするのは藻の一種の「イシクラゲ」です。見た目もわかめのようで気持ち悪いですが、非常に滑りやすく、駆除するのが困難なのが特徴です。

コンクリート土間の端っこが緑に染まるのも藍藻類の仕業です。近くに畑や花壇があり、土埃が立ちやすかったり、霧が出やすかったりなどの土地柄でもコケは多く出現します。駆除方法を検索すると、高圧洗浄や、漂白剤の方法などがでてきますが、コンクリートを傷めますので素人が手を出さない方がいいかもしれません。専門業者に依頼し、安全な防藻剤できれいにしてもらいましょう。環境が変わらない限り、コケはまた再生するので、定期的にメンテナスしてもらうとよいでしょう。

まとめ

植物も土も生き物と同じく正しい知識を持って適正な処置をしてやらなければ、想定通りにいかなかったり、ダメにしてしまったりすることもあります。またメンテナンスに手がかかると放置してしまい、逆に手がかかることになってしまったりもします。
まずはご自宅のお庭や土の状態を知り、ライフスタイルに合った持続可能なガーデンライフにするために、専門家に相談することから始めてみませんか?

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