お洒落で素敵なグリーンスペースをつくりたいけれど、あまりスペースがない。
そもそも地植えできるお庭がない。マンション住まいだから、植物を育てるのは難しいのでは…。
そんな理由でお庭づくりをあきらめてしまっていませんか?
そんな方におすすめしたいのが、今注目を集めている「プランタードライガーデン」です。
この記事では、東京でお洒落で素敵なお庭をつくりたい方へ、「プランタードライガーデン」のお庭をつくるコツを紹介しています。
目次
そもそもプランタードライガーデンって何?
プランタードライガーデンをおすすめする理由
東京の気候でもドライガーデン向きの植物は育てられる?
東京の気候の特徴は?
東京のエリア別耐寒性ゾーンは?
【都心エリア・副都心エリア】
【23区西部エリア】
【23区東部エリア】
【多摩エリア】
東京のプランタードライガーデンにおすすめの植物
エケベリア
アガベ
サボテン
ユッカ・ロストラータ
グレビレア
バンクシア
ビカクシダ(コウモリラン)
東京でプランタードライガーデンのお庭をつくるには
やっぱりプロに依頼したい方
そもそもプランタードライガーデンって何?
ドライガーデンとは多肉植物やサボテンなど南アメリカ、メキシコ、砂漠地帯などの乾燥地帯に自生する植物と乾燥した石や砂利を用いてつくるお庭です。
乾燥地帯の植物の他に、柔らかい印象のオージープランツ(オーストラリアンプランツ)を植栽したり、日本のお庭ではあまり見ないようなインパクトの強い個性的な見た目の植物をとり入れることで、他のお庭にはない非日常感を味わえる空間にすることができます。
一年を通して変化を楽しむようなお庭ではありませんが、年間を通して見た目があまり変わらないというメリットもあります。
プランタードライガーデンをおすすめする理由
それでは、庭.pro(ニワドットプロ)がプランタードライガーデンをおすすめする理由をいくつかあげてみましょう。
グリーンスペースがほしいけど、地植えできるスペースがない
☝地植えできる場所がなくても大丈夫!玄関の横やベランダなどのスペースでもOKです。
プランタードライガーデンはその名の通り、プランターに植物を植栽しますので、地植えできる場所がなくても大丈夫です!プランターの大きさによってサイズはある程度調整できるので、置き場所のスペースにあわせてグリーンスペースをつくることができますよ。
地植えと違い、自然雨での水やりはできない。霧吹きやジョウロなどで水を運ぶ回数が増えるのはちょっと億劫。
☝乾燥を好むドライガーデン向きの植物では、毎日水やりを行う必要はありません。
たしかに置き場所によっては、自然雨での水やりはできないかもしれませんが、見方を変えれば、地植えと違い、例年にない寒波で気温が低い日が続く日や、雪予報の日にはあらかじめ室内に入れてあげたり、雪のあたらない場所に移動させてあげられたりできるのは、プランターガーデンのいいところですよね。
また、マンションは高層階になるにしたがって風はだんだん強くなります。風は強ければ強いほど乾燥しやすくなります。
その点、ドライガーデン向きの植物は乾燥を好む植物が多いので、例えば東京の高層マンションのベランダで育てても乾燥に気を使う必要はあまりないでしょう。
植物を育てるのは初心者だけど、大丈夫?
☝生長が遅く手間がかからないドライガーデン向きの植物は、初心者にもおすすめ。
プランターで育てるので、初めはひとつから育ててみて、自信がついたり、他の植物に興味が湧いた時にはプランターの数を増やし、多くの植物を育てることができるのも、プランタードライガーデンのいいところですよね。
いかがですか?
スペースや初心者という理由で、植物を育てるのをあきらめてしまうのはもったいないですよね。
植物を育てたい理由はさまざまかと思いますが、そのひとつの中には植物のグリーンに癒されたいという気持ちがあるのではないでしょうか。
でも、お手入れが上手くできず枯らしてしまったら…と不安に思う方もいらっしゃると思います。お庭づくりが初めての方なら尚更のことでしょう。
「枯らしてしまったら…」この気持ちをもっているあなたなら大丈夫です。無計画に植物を購入していない時点で、植物を愛情をもって大切に育てたいと思っている証拠です。植物もそんなあなたの愛情にこたえ、たくましい生命力と爽やかなグリーンの佇まいであなたの心を癒し、日々の生活に潤いを与えてくれるでしょう。
庭.pro(ニワドットプロ)は、あなたと植物の日々が素敵なものになるようお手伝いいたします。
東京の気候でもドライガーデン向きの植物は育てられる?
「植物が上手く育てられるか」これは、お庭づくりの際に最も気になることではないでしょうか。
上手く育てるためには水やりなどの日々のお手入れはもちろんのことですが、植物の生育に合っている環境(天候、気温、雨量など)を確認することが重要なポイントです。
ここでは、ドライガーデンにおすすめの植物「エケベリア」を例に生育環境をご紹介します。
エケベリアってどんな植物?

ロゼット形(バラの花のような形)に広がる葉は白、緑、青、黄色、赤などがあり、また表面は光沢のあるもの、白い粉で覆われたもの、丸形、爪形、フリル状、斑入りのものなどバリエーションの豊富さがエケベリアの魅力です。また、秋から冬に色鮮やかに紅葉する種類も多々あり、観賞用として初心者からマニアまで幅広い層を魅了しています。
エケベリアの自生地は?

エケベリアはアメキシコ、グアテマラ、ホンジュラス、コロンビア、ベネズエラ、エクアドル、ペルー、ボリビア、アルゼンチンなどの中南米で自生しています。特にメキシコでは大部分の州で見ることができます。
エケベリアの自生地の環境は?
モンテレイ(メキシコ北東部)
緯度: 25.73 °N / 経度: 100.3°W 高度: 515(m)
月平均気温 | 月降水量 | |
1月 | 15.1℃ | 17.8mm |
2月 | 18.1℃ | 17.9mm |
3月 | 21.1°C | 29.9mm |
4月 | 24.2°C | 26.0mm |
5月 | 26.7°C | 56.0mm |
6月 | 28.6°C | 56.7mm |
7月 | 28.8°C | 51.3mm |
8月 | 29.0°C | 65.1mm |
9月 | 26.3°C | 215.5mm |
10月 | 23.4°C | 63.2mm |
11月 | 18.9°C | 32.6mm |
12月 | 15.8°C | 24.9mm |
東京都
月平均気温 | 月降水量 | |
1月 | 5.4℃ | 59.7mm |
2月 | 6.1℃ | 56.5mm |
3月 | 9.4°C | 116.0mm |
4月 | 14.3°C | 133.7mm |
5月 | 18.8°C | 139.7mm |
6月 | 21.9°C | 167.8mm |
7月 | 25.7°C | 156.2mm |
8月 | 26.9°C | 154.7mm |
9月 | 23.3°C | 224.9mm |
10月 | 18.0°C | 234.8mm |
11月 | 12.5°C | 96.3mm |
12月 | 7.7°C | 57.9mm |
※1991年~2020年の平均値(気象庁ホームページより)
上記の表は、エケベリアの自生地であるメキシコのモンテレイと東京都の月平均気温と月降水量です。
メキシコは日本と同じ北半球にあり、暑い時期、寒い時期とも東京都と同じです。5~10月頃はスコールのような激しい雨の降る雨季、11~4月は晴れの日が多く、湿度が低く過ごしやすい乾季です。
気温に関しては、日中に40℃近い高温になることもめずらしくありませんが、夜間には気温が下がり湿度も低くなるのがメキシコの気候の特徴です。
東京では平均気温は1月の5.4℃、8月の26.9℃と冬と夏の温度の差が大きいですが、モンテレイは年間を通して平均気温が10℃以下になることはありません。
夏の平均気温はほぼ同じですが、降水量はモンテレイが7月は51.3mm、8月は65.1mmに対し東京は7月は156.2mm、8月は154.7mmとモンテレイは東京の半分以下です。エケベリアは本来暑さには強いですが、高温多湿の日本の夏は苦手です。エケベリアは高山地帯の山や丘の多い場所に自生していることが多く、風通しの良く蒸れにくい場所を好みます。東京ではモンテレイと比べ降水量が多く、夏は気温も湿度も高くなるため、夏の高温にも耐えよく育つ種類を選ぶ必要があります。
また、モンテレイは年間を通して平均気温が10℃以下になることはありません。対して東京は11~3月は平均気温が10℃以下になります。エケベリアを含めた乾燥地帯に自生する植物は寒さには弱い傾向にあります。戸外で育てる場合には、寒さに比較的強い植物を選ぶようにしましょう。
東京の気候の特徴は?

東京スカイツリー(東京都墨田区)
ここまではエケベリアを例に、プランタードライガーデン向きの植物の生育環境をご紹介してきました。
それでは、東京ではどのような気候の特徴があるのでしょうか。
東京は年間を通して比較的温暖で、台風などの影響もあり秋に雨が多く、冬は晴れの日が多く乾燥するという特徴があります。また、都心の高層ビルや建物などが気温、風などに大きな影響をもたらすことも特徴です。
23区内でも港区・千代田区といった都心地域と北区・江戸川区・足立区といった郊外部では、朝晩の気温に差が生じやすくなっています。
江東区・大田区などは海からの気候的影響も受けやすく、風や気温の変化・湿度などが内陸側と異なる場合ことがあります。
プランタードライガーデン向きの植物は、砂漠地帯などの乾燥地帯に自生していて、寒さには弱い傾向にあります。葉が傷んだり、株が枯れたりしないよう、耐寒性の強い植物を選ぶと育てやすく良いでしょう。
耐寒性ゾーン
『耐寒性ゾーン(USDAハーディネスゾーン)』とは、植物がどの地域まで屋外で越冬できるのかを知るための指標です。簡単に言うと、自分の住まいのエリアがどのゾーンに入るのか確認することで、どんな植物が冬越し可能なのか調べることができる地図です。庭木を育てる際に参考にすると良いでしょう。
ちなみに、ほとんどの植物のラベルには「耐寒性ゾーン」が記載されていません。調べるには「学名+zone」などで検索すると(ほとんどが英語のサイトですが…)見つかるかもしれません。例えば「エケベリア ‘ラウリンゼ’」なら、学名「Echeveria ‘Laulindsa’ 」と「zone」で検索して調べると、耐寒性ゾーンは「9b~11b」などと記載されていることが分かります。
耐寒性ゾーン表
3a | -37.2°C ~ -40.0°C | 3b | -37.2°C ~ -34.4°C |
4a | -34.4°C ~ -31.7°C | 4b | -31.7°C ~ -28.9°C |
5a | -28.9°C ~ -26.1°C | 5b | -26.1°C ~ -23.3°C |
6a | -23.3°C ~ -20.6°C | 6b | -20.6°C ~ -17.8°C |
7a | -17.8°C ~ -15.0°C | 7b | -15.0°C ~ -12.2°C |
8a | -12.2°C ~ – 9.4°C | 8b | – 9.4°C ~ – 6.7°C |
9a | – 6.7°C ~ – 3.9°C | 9b | – 3.9°C ~ – 1.1°C |
10a | – 1.1°C ~ 1.7°C | 10b | 1.7°C ~ 4.4°C |
11a | 4.4°C ~ 7.2°C | 11b | 7.2°C ~ 10.0°C |
12a | 10.0°C ~ 12.8°C | 12b | 12.8°C ~ |
※『PROVEN WINNER』サイトの「耐寒性ゾーンマップ」が分かりやすいので、参考にするとよいでしょう。
東京のエリア別耐寒性ゾーンは?
東京都を気候で見ると、大きく分けて、都心エリア・副都心エリア・23区西部エリア・23区東部エリア・多摩エリアの五つに分けられます。それぞれの耐寒性ゾーンをご紹介します。
【都心エリア・副都心エリア】
都心エリア・副都心エリアは住宅地は少ないエリアです。高層ビルや建物が建ち並び、日があたりにくい場所も多いため、日陰でも育つ樹木が植えられているケースを多く見かけます。
耐寒性ゾーンは、都心エリアの「千代田区」「中央区」「港区」、副都心エリアの「渋谷区」「新宿区」「文京区」は《9a》ゾーン、「豊島区」は《8a》ゾーンです。
【23区西部エリア】
23区西部エリアは都心エリア・副都心エリアと異なり、住宅地としても人気の高いエリアです。単身世帯が多い都心エリア・副都心エリアとは異なり、ファミリー層が多いのも特徴のひとつです。都心エリア・副都心エリアと比べると「朝」と「晩」の気温に差が生じやすく、耐寒性ゾーンが《8b》ゾーンのところも多くありますが、関東で育つ一般的な庭木ならほとんど問題なく冬を越せるでしょう。
耐寒性ゾーンは、「目黒区」は《9a》ゾーン、「品川区」「大田区」は《9b》ゾーン、「世田谷区」「中野区」「杉並区」「練馬区」「板橋区」「北区」は《8b》ゾーンです。
【23区東部エリア】
浅草や日本橋など下町の古き良き東京の風情が残るエリアです。ファミリー層も多く、マンションから戸建の住宅も多く建てられています。耐寒性ゾーンは「荒川区」「台東区」「墨田区」は《9a》ゾーン、「葛飾区」「江東区」「江戸川区」は《9b》ゾーン、「足立区」は《8a》ゾーンです。23区西部エリアと同様に、「朝」と「晩」の気温に差が生じやすいエリアでもあります。
【多摩エリア】
東京の西側に位置する多摩エリアは、東京都のうち23区と伊豆諸島・小笠原諸島を除いた30市町村(26市3町1村)からなり、東京都のほぼ半分の面積を占めています。夏は暑さが厳しく、冬は冷え込みが厳しいエリアでもあります。
都心部に近い多摩平野部の立川市や府中市、調布市などは、冬は寒さが厳しく、-6℃前後まで冷え込むこともあります。
八王子市、青梅市では、夏は暑く、冬は厳しい寒さが多く、厳冬期には-8℃前後になることもあります。
耐寒性ゾーンは、「東村山市」「東大和市」「武蔵村山市」は《9a》ゾーン、「小平市」「清瀬市」「東久留米市」「西東京市」「武蔵野市」「三鷹市」「府中市」「調布市」「小金井市」「狛江市」「立川市」「昭島市」「国分寺市」「国立市」「八王子市」「町田市」「日野市」「多摩市」「稲城市」「青梅市」「あきる野市」「福生市」「羽村市」「瑞穂町」「日の出町」「奥多摩町」「檜原村」は《8b》ゾーンです。
耐寒性ゾーンを見ていただくと分かるように、東京の冬はエリアによって冷え込みが異なります。また、東京の冬は、晴れた日が多く、雨や雪が降ることは少ないため、湿度が低く、空気が乾燥します。
ドライガーデンのお庭づくりの際は、お住まいのエリアの耐寒性ゾーンを確認しておきましょう。
東京のドライガーデンにおすすめの植物
エケベリア
学名:Echeveria(Zone:9~11)
生育環境をご紹介したエケベリアには約200の種類があると言われています。
ふっくらとした肉厚の葉が地表で放射状に広がった姿はバラの花を思わせます。葉の色は、黄緑、赤紫、紅とバリエーション豊かです。また形も爪形、丸形やフリル状のものと多彩です。気温の下がる10月頃からは紅葉するものも多くあり、3月頃まで美しい姿を楽しめます。大きさも直径3cm程度の小型なものから50cm程度まで育つものまであります。
耐寒性に比較的強い種類もありますが、最低気温が5℃を下回るときは、夜間のみ新聞紙を何枚か重ねて、プランターの上にかぶせて防寒対策をしてあげると良いでしょう。
【寒さに比較的強い種類】
・ハムシー

冬になると葉の先端が濃い赤色に紅葉する。暑さや寒さに比較的耐え生育旺盛。
・リラキナ×アガボイデス
シックな色合いが特徴的。暑さにも寒さにも強く育てやすい。
・白くま
厚いパウダーに覆われたぷっくりとした葉がかわいい「白くま」。暑さ、寒さにも強く初心者でも育てやすい。

アガベ
学名:Agave(Zone:8b~11)
アガベはアメリカ南西部からメキシコ、コロンビア、ベネズエラ、キューバ、ハイチの中南米に自生し、その種類は300種類以上あると言われています。一般的にはテキーラの原料としても知られています。
ワイルドな株姿が魅力的なアガベは、緑や青みがかった葉や黄色斑の入る葉、ノコギリの歯のようなギザギザの鋭いトゲをもつ葉、トゲはもたずくるくると細長い繊維質の白い毛(フィラメント)が巻く葉など葉のバリエーションも豊かです。
耐寒性に強い種類もあり、-10℃まで耐えるものもあります。
【寒さに比較的強い種類】
・アオノリュウゼツラン(アメリカーナ)

大型種でシルバーブルーの葉に斑入りがないのが特徴。-10℃くらいまで耐えうる。
・ストリクタ(吹上)

細いトゲのある葉が特徴。日本では「吹上」と呼ばれている。暑さ、寒さにも強く育てやすい。
・吉祥天

シルバーブルーの葉に黒いとげが特徴的。低温にも高温にも耐える。
・サルミアーナ
生長すると直径3~4mになる大型種。耐暑性、耐寒性ともに優れている。
・レチュギラ錦 黄覆輪
葉が細長く、まっすぐ上に育つ。斑入りにはめずらしく、寒さに強い。
サボテン
学名:種類による異なる(Zone:9a~11)
サボテンには「玉型サボテン」「柱サボテン」「コノハサボテン」「ウチワサボテン」「塊根性サボテン」と多様な種類があります。北米とメキシコ、チリ、ペルーなどの南米に自生しています。乾燥地帯の日ざしの暑い場所で生きるイメージのあるサボテンですが、自生地では雪が降り積もる場所でも育つ種類もあります。
【寒さに比較的強い種類】
・天司丸(コリファンタ・エレファントイデンス・ブマンマ)
玉型サボテン。晩夏から秋にかけ黄色の花が咲く。高温にも耐え、耐寒性にも強くとても丈夫。
・オプンチア・バシラリス
ウチワサボテン。青緑色の肌が特徴的。寒さにはとても強いが、蒸し暑さには弱いので注意が必要。



ユッカ・ロストラータ
学名:Yucca rostrata(Zone:5b~11a)
「ユッカ・ロストラータ」はアメリカ南部からメキシコ北部の乾燥地帯が原産の希少植物です。自生地では、太陽の照りつける、灼熱の地で育ちますが、暑さにも寒さにも強く、また生長がゆっくりで、管理や手入れがほぼ必要なく、初心者にも育てやすい植物です。
細い葉がボール状に茂り、枯れた葉が幹を覆っていく姿は、個性的で日本の植物ではなかなか見ることができません。グレーなどの濃い色のプランターとの相性がよく、プランタードライガーデンのお庭づくりには人気の植物です。
バンクシアと同じくインパクトのある植物ですので、ユッカ・ロストラータ1本だけでも目を引く素敵なグリーンスペースをつくることができますよ。

グレビレア
学名:Grevillea(Zone:8a~11)
グレビレアは日本でも育てやすい初心者にもおすすめのオージープランツ(オーストラリアンプランツ)です。エキゾチックな花姿はインパクトがあり魅力的です。
オージープランツ(オーストラリアンプランツ)とはオーストラリア原産の植物群のことで、野生植物を意味するワイルドフラワーとも称されたりします。
グレビレアは日本でも育てやすいオージープランツ(オーストラリアンプランツ)の筆頭にもあげらる人気の園芸種です。つややかで鮮やかな花が人気ですが、花のない時期でも、グリーンの繊細な葉は存在感があり育てる楽しみのひとつにもなります。

バンクシア
学名:Banksia(Zone:9~11)
バンクシアはグレビレアと同じオージープランツ(オーストラリアンプランツ)です。ユニークな筒状の花は「スパイク」と呼ばれ、ひときわ目を引く存在感があります。「スパイク」はツボミから開花するまで数ヶ月かかり、その過程をじっくり楽しむことができるので、のんびりマイペースに植物を育ててみたい初心者にもおすすめです。日本の気候にも順応する種類も多く育てやすいです。
広いスペースがとれない場合でも、バンクシアを1本植栽するだけでインパクトのあるカッコいい空間をつくることができますよ!

ビカクシダ(コウモリラン)
学名:Platycerium(Zone:9~12)
少し変わり種のビカクシダ(コウモリラン)をご紹介します。アフリカ、アジア、オーストラリアなどの熱帯地域が原産地のシダ植物です。垂れ下がる葉が「羽ばたくコウモリ」のように見えることから別名「コウモリラン」とも呼ばれています。ビカクシダは壁面に飾り、プランターに植栽したドライガーデンとあわせて楽しむのがおすすめです。大きなスペースがとれない場合でも、プランタードライガーデンに「バンクシア」のようなインパクトのある植物をシンボルツリーとして植え、その近くの壁面にビカクシダを飾ればそこは素敵なグリーンスペースになります。
暑さには比較的耐性がありますが、寒さには弱いため戸外で育てる場合は、冬場は室内に入れてあげると良いでしょう。
東京でプランタードライガーデンをつくるには
ここまで、東京でプランタードライガーデンのお庭づくりで大切な生育環境と東京の気候の特徴を紹介してきました。
プランタードライガーデンのお庭をつくるには、以下のようなことをあらかじめ考えたり、調べたりしておかなくてはなりません。
・お住まいのエリアの耐寒性ゾーン
☝ご紹介してきたように、生育環境は植物により異なります。プランターの置き場所によっても環境はかわります。プランタードライガーデンをつくった後に、住まいの環境にあわない植物だった…なんてことのないように事前にしっかり調べましょう。
・日々のお手入れ
☝手間のかからないお庭をつくるはずが、水やりや剪定などに手間がかかり愛情をもって植物を育てられないなんてことになってしまわぬよう、環境にあったローメンテナンスな植物を選ぶことが大切です。
・プランターを置くをスペース
☝プランターや植物などを用意してから、スペースが小さくてプランターが置けなかったり、植物の数に対してプランターが小さかったりすると、せっかくのお庭づくりが台無しですよね。植物にあわない大きさのプランターは、植物の発育を悪くしてしまい、植物にストレスをかけてしまいます。人と違い、言葉で不調を訴えない植物だからこそ愛情をもって大切に育ててあげたいですよね。
・植物やプランターを購入する場所や方法
☝プランタードライガーデンに使用する植物や、今回ご紹介したオージープランツ(オーストラリアンプランツ)は希少なものも多く、ホームセンターなどでは手に入らない場合があります。インターネット等で購入することは可能ですが、写真とは異なる商品を販売するような詐欺まがいのサイトもあるので注意が必要です。また、プランターは穴のないポットや鉢カバーを間違って買ってしまったり、買ってみたら植物と色の相性が悪かったなんてことのないように注意しましょう。
希少植物を準備したり、大型のプランターを用意したりするのは、初心者の方には少しハードルが高く感じるかもしれません。
素敵なグリーンスペースであるプランタードライガーデンをつくるには時間とお金がかかります。だからこそ失敗はしたくないですよね。
庭のプロ集団『庭.pro』ではドライガーデンのお庭づくりのプロが、お客様一人ひとりの好みや希望、置き場所にあった植物やプランターをご提案しお庭づくりを実現します。
事前にプランターの置き場所の日の当たり方や風の通りなどの生育環境、植物の生長にあわせたプランターの大きさなども確認し、植物が健康に育つようご提案から施工まで行います。
植物のことはよくわからないけど、素敵なグリーンスペースを作ってほしいという方は、プロにすべておまかせでも大丈夫です!もちろん、プランターの準備もおまかせでOKです。施工後の植物の日々のお手入れなどについても、丁寧にアドバイスいたします。
東京でお洒落で素敵なプランタードライガーデンのお庭をつくりたいけど、自分でつくるのは自信がないという方は、ぜひ庭のプロ集団『庭.pro』へお任せください!
庭.proオンラインショップではドライガーデン・ロックガーデンにお似合いの希少価値の高い ユッカ・アガベ・オージープランツなどを取りそろえています♪
2023年7月18日更新











